嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-10-14

昨夜のBSプレミアムシャーロック・ホームズの冒険」は「ノーウッドの建築業者」。原作になかった身代わり浮浪者殺しが追加されて、犯人の悪逆ぶりが増していた。先週の「ギリシャ語通訳」も改変されていたかどうか、原作小説を読み返してみると……ヒロインの最後の行動が全然違った。ドラマと正反対で、原作は兄の復讐を遂げたかに見える。

某所より。
「最近「エルフやファンタジー異種族をもの扱いする」ネタtweetが流れてくるたびに思うのは「家畜人ヤプー」って偉大だったんだなあということ。あれは日本人の中のマゾヒズムの反語のような小説だったけど今は、ヤプーを飼う側の闇が我々の内にあることが露呈してる。文章は恐ろしい鏡だとつくづく思う」
結局、返却してもらえなかったが、あの本はあげたのだったかな? Zの「日本人瀬部麟一郎は改造人間である。では、改造プロセスをもう一度見てみよう!」という仮面ライダー宇宙刑事ギャバンを混ぜたネタは、果たしてオリジナルのか、それともどこかからのイタダキだったのか?

「決して無能でも経験未熟でも無い方々が原点回帰と大人向けのワナにハマるのを何度も目撃したのだ。油断ならねえのだ」

2021-10-13

菊地秀行の『八つ裂きジャック』をパラパラと。あとがきで──真理教に触れていて、連載時期を確認したところ、「週刊宝石」で1994年10月14日号~1995年4月14日号までとあった。死なずの醍醐の甥は性格の悪い秋せつら、みたいな主人公。あっちにフラフラ、そっちにフラフラ、バタバタと死んでおしまい。ジョイ・ノベルスは架空戦記のレーベルかと思ったら、そちらはジョイ・ノベルス・シミュレーションだった。

某所より。
「「老人が怪異に遭遇するけど家族に話しても認知症扱いされて信じてもらえないホラー」と聞いて「子供が怪異に遭遇するけど大人に話しても子供の戯言扱いされて信じてもらえないホラー」の老人版じゃなと思ったけど、よく考えたら大人だって異常な怪異に遭遇した話を他人にしても信じてもらえないのだ。」
証拠はどうしたという話になるだろうし、逆に映像証拠があったら突飛なことでも信じざるを得ないようになるのか。それとも、信じたくないものは、証拠が何であろうとも信じないものなのか。後者かな。

「射撃訓練中に間違って隣のやつの的を狙っていて隣のやつの成績が100点満点中170点ぐらいになってた」

2021-10-12

交換してからそれほど経ってない気がする蛍光灯が黒ずんだりチラついたり、怪しくなってきたなと思ったら、あっという間に切れてしまった。軽井沢のオーナメントだけ紐に移植してLEDのペンダントライトに買い替え。

某所より。
「同人誌整理してたら大昔にどハマりしたジャンルのWeb再録本出てきて「この方元気かな」って同人誌のホームページ確認したらエラーが出て、嫌な予感して支部のブクマ確認したら全部消えてて深夜にWeb再録本を握りしめながら泣く怪物になってしまった」
この道はいつか来た道だし、この先にもきっとある道。リンク先がどれだけ生き残っているか確認する作業は精神力を削っていく。まあ、同人イベントだとその前に、サークル参加しなくなって長いなあ、というのが来る。

左手中指だけ関節が固くなったような感覚。

「素敵なものはバンバン人に紹介したいけど、本当に本当に大事なものを他人に共有するのは世界で一番怖いから、友達に初めて好きなうどん屋さん紹介した時「否定されたら多分カッとなってその場で殺しちゃうと思うから、私がいる場では嘘でいいから好きって言って」って思い詰めながら紹介して怖がられた」

2021-10-11

カレンダーの上ではスポーツの日で祝日のはずが、東京オリンピック開催の影響で移動済みだから、平日。罠じゃないか。

BSプレミアム、月曜深夜の枠が『ウルトラセブン』になって、第29話「ひとりぼっちの地球人」から。撮影場所は学習院大学だそうで、そこでの後々のイベントのスペシャルゲストがウルトラセブンともう1名だった話題を思い出す。プロテ星人は強いし、カメラワークは頑張ってるし、印象深い名作。

ふの付く某所より。
「絵柄や厨二ノリの古さもそうだが
主人公達の恋愛や身内の揉め事に世界の命運が巻き込まれる系の話は
大人になると、お前ら他所で勝手に殺し合えとしか思えなくなる」
そうなって、行き着く先がいわゆる日常系だとしても、揺り戻しは訪れるだろうから、その先に何が待っているのか。木野塚佐平氏のようにミッキー・スピレインの世界へ恋い焦がれるかもしれないし、また別の素敵な何かに心奪われるかもしれない。

栗を用いたケーキ類や紅玉りんごのパイが始まっていたので、LIに伝えておく。

「キャラがスケベなのではなく、キャラをスケベな目で見てる自分自身がスケベなんだということは絶対に忘れてはいけない」

2021-10-10

ルパン三世 PART6』、新番組。第1話の前、50年間に渡り次元大介役だった小林清志勇退作「EPISODE 0 ―時代―」が挿入された形、かな。TV第2シリーズだった『ルパン三世』の次元大介が思い浮かぶので、まるで別人のようだったけど、本放送でも40年前、再放送の繰り返しだった頃に比べても30年は前の次元大介だから、別人になっても仕方ない。お疲れ様。次週から始まる大塚明夫次元大介役を楽しみにしよう。

ファイブスター物語』の16巻が発売された、とKからメール。「この巻でFSSはもう完結したようなもんだった」とあるものの、「月刊ニュータイプ」も単行本もだいぶ前から読んでないので、話題についていけないから、それらしい雰囲気だけを返しておく。35年掛かりで16巻かー、すると海洋堂のサイン会は34年前? 「落描倶楽部」の同人誌も30年ばかり前?

タンドリーチキンに塩と胡椒を振ったらどうなるのか、次回の課題。

ニコニコ動画に投稿されてる『トルコ行進曲』の音madで「これあの世でモーツァルトも悔しがってるだろ」みたいなコメントの後に「悔しかったら生き返れ」ってコメントが流れてたの横暴過ぎて笑ってしまった。」

2021-10-09

しめ鯖を届けたついでにグラウンドの野球部練習を横目に……と、これは昨日の話。

菊地秀行の『ドクター・メフィスト 妖獣師ミダイ』をパラパラと。2013~2014年に「月刊NON」連載。かつてはノクターンノベルズ向けに濃厚だった描写が、小説家になろうでも平気で掲載できそうなくらいに枯れていて、魔界都市〈新宿〉のシリーズも変わったんだなあ。冒頭で敵キャラが自己紹介と目的を滔々とまくし立てて、どうなることかと身構えてしまった。顔なじみ同士が殺し合う宿命を背負っている展開は過去作にもあったものの、今回は緩やかに甘やかに解決して、とても魔界都市〈新宿〉とは思えないような最後の2行が印象的。皆殺しにならなくて良かった。

NHKで「獄門島」、2016年にBSプレミアム長谷川博己主演の再放送。脚本が喜安浩平なのにビックリ。ラストシーンの電報に「悪魔が来りて笛を吹く」とあって、2018年度版の吉岡秀隆主演につながる、と。「悪魔が来りて笛を吹く」での電報では「八つ墓村」とあったけど、新型コロナウイルスで撮影も遅れただろうから、放送はいつになるかなあ。

NTR好きは別に裏切られ好きじゃねぇって口を酸っぱくして言っただろ」

2021-10-08

昨夜の地震、漏水が各所で。舎人ライナーの脱線が最大の事故かな。エレベーターの閉じ込めも多かったとか。

八積駅の位置を確認。長生き高校圏内からうきうきまーけっとまで通うのは大変だったのではと想像していたけれど、Yahoo!の路線情報で検索してみると、そこまででもなかったようだ。ビッグサイトに大阪に、活動的だったのを思えば。

松岡圭祐の『高校事変Ⅸ』をパラパラと。因縁の宿敵と最終決戦、そして新たなる敵の紹介。ヒロインの体調不良も含め、閉じ込められて精神的に追い込まれる前半と、雁字搦めだった状況を推測で打破する転機まではハラハラドキドキ。そこから動き始めると、後は決着まで一気呵成。主人公と宿敵がコインの裏表というスタンスは映えるけど、精神面がどうにも脆くて、人質頼りになってしまった辺りは力不足で残念な感じに。

「今日は帰り際、同世代の同僚とおしゃべりしたが、ちょっと前までは年配のガハハ系教員が校務は苦手でも「問題学生」を一手に引き受けて卒業させてくれてたが、そういうお気楽テキトー教員が定年でいなくなり、真面目な教員ばかりになって、問題学生が積み上がってしまっていると。」