嘘の息子覚書控え

本家の控え

2019-05-28

今月はコーヒー豆を切らして、いつもの珈琲屋へ行くことも出来ず、それこそ何年かぶりに市販品の豆を購入したのだった。事情が事情なので、これくらいは仕方ないかな、という味覚の妥協。

某所より。
ポール・ヴァレリーは「文学とは機転が利かない人間が一矢報いる場である」と云ったそうだ。云ってみれば文学は「その場で云えなかったことば」の集積である。だからある種の人間にとっては、文学そのものが「気持ち悪い」ものであるのはしょうがないことだと思う。」
言えなかった思いが胸にもどかしくつっかえるので歌にする、とあったのは伸たまきのパームシリーズ『星の歴史 殺人衝動』のどこかだったかなあ。文学だったり歌だったり芸術だったり。

「人間は必ず嘘をつく。どんな人格者であってもだ。 「自分をよく見せるための虚栄の嘘」 「人を陥れるための嘘」 「人を傷つけぬための気遣いの嘘」 「自分を騙す自己欺瞞の嘘」 「自己保身の嘘」には、その下に、 「嘘という自覚のある嘘」と、 「嘘の自覚なき嘘」というのががある。 人間不信になりそうだが、そうなりたくなければ、 人を信じようとしてはいけない。 むしろ人を理解しようとすべきだ。」