嘘の息子覚書控え

本家の控え

2019-11-16

NHKラジオの「すっぴん!」、「金曜映画劇場」で紹介された『丑三つの村』の続き。予告編を作ったものの当時の松竹でかかっていたのが家族連れにヒットした『E.T.』なものだから映画館でそれを流せない、それでも映画を気に入った丸の内松竹の支配人がゲリラ的に1回2回の上映だけかけようと引き受けてくれる、という苦難の道程。監督の田中登に協力的だった1人の上司が、「映画というのはバイオレンスだけではダメだ、エロスが無ければお客を呼べない、だから五月みどりを口説け、五月みどりが出るんだったら協力する」という条件を出したというのも面白い。映画を観る前に制作状況をきいただけで、もうお腹いっぱいといった感じ。

ニュース系より、イタリアのイベントに参加していた松本零士が倒れた、とのこと。脳卒中で入院という一報の後、深刻ではない、とも。

「むしろ何が怖いってさ。
映画のフランケンシュタインの怪物にしても、『怪物くん』のフランケンにしてもFGOのフランにしても、言葉も上手く発せられない不自由な存在と「変更」されてる事なんだよな。原作ではこれほど理知的に描かれてるのに。大衆化するに際して行われたその変更こそが恐ろしい。」