図書館の予約が半年放置されたので紛失されたのかと思ったら連絡が届いた……と、先週からの話。昨日はまた別件で、けーと戯曲や詩の棚をウロウロと。
某所より。
「有川浩さんが小説『シアター』でも別の文脈で書いていますが、プロの出し物でもっとも大切なもののひとつは、素人を引き込む力のある出し物ができる人あるいは集団なのかもしれません。それらの芸術性や技術はトップの人たちとは違うかもしれませんが、素人にわかりやすくすごさや面白さ、美しさを伝えられる力というのは非常に稀有です。」
おねSSこんぺの「この世界は」を思い出した。以下、ピアノを知らない人に演奏者の実力を知らしめるにはどうしたら良いだろうか、という場面。
「大丈夫です。その場合でもタッチの多い曲を弾けば単純に感心します」
分かりやすい凄さの表現、いろいろある中で有効な一面。クラシック好きだった棺の中の人は、果たしてこのSSを読んだだろうか。2003年発表なので可能性は有る。
「興味深い関連情報やアニメを観ているだけではよく分からないことを解説してくれるコメントを適切なタイミングで教えてくれるのはニコニコによるアニメ視聴の本当に良いところだ。」