嘘の息子覚書控え

本家の控え

2020-02-12

Twitterの「あやふや文庫」を眺めていると、うろ覚えの記憶に対して、そのものズバリの本が挙げられたり、複数の候補が挙がったり、見ていて楽しい。探すつもりはないけれど、昔に読んで思い出せない、そんなあやふやな本の記憶を呼び覚ましてみたくなる。
2冊とも新書で内容はSF。1冊目は、表紙イラストが板橋しゅうほうっぽい絵柄のマッチョマン(内容とは関係ないけれど、手違いで表紙カバーが2重にかかっていた)。舞台はおそらく遠い未来の地球、今なら「『アフターマン』のような世界」で通じる。主人公は若い男、出てくる人間たちそれぞれバラバラな形態の中で、ただ1人、今の人間の外見という設定。もっとも、特殊能力を持っていないので不便な身体、と自認していたかな。登場時、機械だったか、それとも巨大化した昆虫だったか、それを操って運び屋を生業としていた気がする。道中、様々な形態の人間と出会い、トラブルを乗り越え、やはり今の人間の外見同様なヒロインと巡り合うものの、最後は別れて運び屋を続ける……という結末だったかなあ。1990年代に出た本ではなかったかと。
もう1冊は後日へ。

「魔王伝好きだった
今の中二病の全てがここにある」