嘘の息子覚書控え

本家の控え

2020-03-31

「もう名前も覚えていないような教員に、ふとしたタイミングで「きみは文章がうまいな」と言われた記憶が、いまの自分の心のわりと大事な戸棚にしまってあったりします。しんどい時に、たまにその戸棚を開けて眺めたりするので、誰かを軽率に褒めるのって、大事だよなあと思っています。」

「こないだ齢百で亡くなった
死ぬ間際はずっと朝鮮からの引き揚げの時にもう助からないと目に見てわかる姉を置き去りにしたことを後悔していたことばかり話していた
これまで引き揚げの最中死んだ人たちが路端に放置されたら追い剥ぎにあっていたのを見ていたからこそ姉もそうなるのだと思って辛くてならなかったと」

「「我が闘争」の中に「同じ話を何度も繰り返せ。そうしたら、相手は「ここまで同じ話をするということは、実は相手にも(俺が見落としてる)言い分があるのか?」とか「僕の意見に僕の気づかない間違いがあるのか?」と「勝手に」反省し出す…とあるらしいですが、まぁ知識人の性質をよく知ってますよね」

「う~ん、運命の異性なんていなくて、相手を大切に一緒に過ごした時間が少しずつ相手を運命の人にしていくんだと思うぞ?」

「シュレッダーを注文する際に通販サイトのレビューを眺めていたら「とあるジャンルの本を処分する為に買ったが、それとわかる肌色の紙くずが大量に生まれただけだったので緑あふれる自然の写真とブレンドして誤魔化した」みたいなのを見つけて、ふふ、ってなった。」

「>ではこの閃光のナイトレイドを見てみよう
夏の陰影だけで百点満点をあげられますよ私は」

「他人から見ると矛盾しているように見えても、その人間の中では矛盾せず一貫している法則性が『人格』だ」

100万回生きたねこから得た教訓は
何度でも蘇る怪物を殺すには心を折ればいいということ」

「私は「語彙力のなさを冗談で演じているうち、やがて本当に語彙力を喪失する」というインターネット的な本末転倒はよくないと思ってるよ。みんなで合い言葉の会話をするのは楽しいだろうけど、自分の感じたことをきちんと表明するボキャブラリーは絶対に必要なんだ」

「(甲鉄城のカバネリ
前半でおもしれーってなって後半でなんか違うってなって劇場版でこれだよこれ!って歓喜した
総合すると90点くらいにはなるアニメ」

「『全日本妹選手権』に(確か)悪陣営に洗脳されている少女が記憶を取り戻していく展開選手権みたいな概念がセリフでだけ出てきて、「選手権シリーズもだいぶ煮詰まってきたな」みたいなことを言う回があったんですが、アレが日単位で繰り返されている場所がDLsiteだよな。」

「排除や悪意の対象にされるのが怖くて表面上必死に"普通"を装うのって心身共に本当に疲れるんですよ。」

「あらゆるメディアで起きるのだが「売れたのは確かだけど語る人が少ない分野」というのが生まれがちである。そうすると果てし無く印象が薄れていってしまう。PCゲームにはそういう真空地帯が多い。評論家というのは必要なのだ。ベーマガ山下章氏の記事が、いかに偉大だったか今になって分かる…。」

「個人的に百合は定義じゃなく感覚で、同じものを食べて甘いと感じる人とそうでない人がいるように、万人が納得する百合の境界線なんて生まれ得ないと思ってる。
自分が甘いと思うものを他人に甘いと思ってもらおうと(またはその逆を)頑張るより、味覚の合う人と楽しくやっていく方がきっと幸せだよ。」

「割と典型的というか
プロジェクトで主力じゃなかった人ほど成果物に取り憑かれて狂う現象」

「新ひぐらしが原作竜騎士07×構成ハヤシナオキ (久弥直樹)×キャラデザ渡辺明夫(ぽよよんろっく)×音楽川井憲次で俺を殺す気なの?と思ってたらはじるすアニメ化も今更知って動揺 偏頭痛もしてきた 俺はいつの時代もノベルゲーに出てくる双子に殺されるんだよ 覚えてろお前ら 遺書はnScriptで書くぞ」

「ネットに接続している限り、オタクの自由な現実逃避先だったSNSも社会に飲み込まれてワイドショーになるので、秘湯とか廃墟とかこの世の果ての隠喩としての岬とか、もう最初からネットに接続していない物理的な現実逃避先を探すしかないんじゃないかと、最近考えている。」

「一芸に秀でる者は多芸に通ずるというけれど、これは「すごいやつは何でもすごい」と解釈するのではなく、「一つの専門領域を名刺代わりに使えるレベルに鍛えると、他科にお邪魔したときに、異物ではなく、最初から理想的なチームの仲間として迎えられる可能性がより高い」と解釈すべきなのだと思う。」

「>家の分家に分家した時のお祝い贈り物リストがあって半分以上の人から砂糖を送られていてどんだけ砂糖だよ!なんて思ったり
冠婚葬祭の当事者になると色んな所からいっぱい贈り物が来るから
保存がきいて使い道たくさんあって失礼にあたらない砂糖や砂糖菓子って最適解なのよ」

「今でこそ砂糖なんて、だけど俺がうんと小さい時には1kgの砂糖を2袋入れられる贈答用の箱もあったよ
祝儀でも不祝儀でも清酒と砂糖は贈答されたようで、実家の仏壇を整理した時に○年の誰某の葬儀で何処の誰が何を持って来てくれたか芳名帳に全部書かれてた
今は全部金封が当たり前になったけど」

「>正直ファンタジーにリアル求めるの間違ってるよなあ
>説得力なら分かるが…
リアルにこだわると違いのわかる自分感が簡単に演出できるからね」

「医療関係者が感染拡大しないように頑張っている結果、世間が「あれ?大したことなくね…?」ってなってきてるの、保守エンジニアが頑張ってるおかげでシステムトラブルが発生してなくて、経営者に「保守とかいらなくね?」と思われてるのと同じ感じがする…」

「エロ漫画はちゃんと用途にそえるように色々とバランスとって描かれてるけど現実はなんで…?と思うような性癖で溢れてるよ」

「『仲のいい二人組』を見て「相棒のために人を殺しそうな方」と「相棒のために死体を埋めそうな方」みたいな思考をする自分に気がついたので正座して反省します。」

「(ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
ババアはバックトラックして小屋の天井に張り付いてる説は優しいから採用したい」

「なぜクリムトかという問いについてもっぱらクリムトの理解から見ると
東方(異質な文化)への深い関心や
女性家族と生涯をともにしたことなどに接点を見出したくある」

「現在の感覚で過去の作品を断罪したくないのは未来に復讐されたくないからで、「自分がどんなに真剣に考えても、いずれは未来の価値観から断罪されるんだろうな」と考えたら本当に空しくなる。」

「変化した受け手が、過去のまま変わらない作品を見る視線が変わってしまうの、短命種と長命種の関係に近い。」

「鬼太郎最終回見直してました。ねずみ男の「焼けちまった角のラーメン屋は二度と戻らねえ!」がいいなあ。イデオロギーを掲げた崇高な(と本人たちは思っている)闘争なりテロなりに、卑近で具体的な事例で反論するやつ大好きなんです」

「愛される馬鹿は社会では強力な存在で、好きな人は最初から馬鹿だと解っているので、彼らをどんなに「馬鹿だ!」と罵倒しても人気者で有り続けるのだ。」

以上。