嘘の息子覚書控え

本家の控え

2020年5月31日

「まあでも一回くらい自己を投影しまくりの作品作るのも良いと思うんだよね
慣れると良い感じに自分の経験をオモチャにできるし」

「「人は変われる」という物語はとても美しいんだけど、現実的には変われる人間って極めて少ないからな……(そして歳を取るほどに"手遅れ"の可能性が高くなる)

何が怖いってまともな人は「自分に誰かを変えられるなんておこがましい」「いい歳した大人が変わったりしない」って思ってるから、ヤバい人から静かに距離を取るんだよな……(そしてヤバい人は孤独にヤバいままなんだ)」

「私も昔は落ちのわからない純文学短篇とかを読むたびに、おれの知らない純文学ルールを他の読者は知っていて、それに合わせて読むと意味がわかったりするのだろうかとか悩んだりしていましたが、いまは「なんとなくいい感じ」くらいのノリで読んだり書いたりしてるんだろうなと思うようになりました。」

「二次元の嫁ってのは前世で命をかけて守った女を神が情けでこの世に生み出した存在だというエモい夢を見た」

「アラサー女子のいう「白泉社系」が『フルバ』『カレカノ』に代表されるトラウマ男子×光の女子の恋愛なのもめっちゃわかるんだけど、私にとっての「白泉社系」はもうちょっとウィングス・Asuka寄りの「男主人公のクソデカ感情因縁ファンタジー」なんだ~!天禁とか闇末とか~~!!!という話したい」

「(インフィニット・ストラトス
一次創作を真に受けてどうする!
とか訳の分からない言葉が舞う作品はここが違う」

「大学でパースの講座開いたとき「実際の道路や電柱は少し曲がったり傾いたりしてるので少しパースからずらした方がリアルになるよ」って伝えようとして「この世界は歪んでいます」って悪のカリスマがやる演説みたいな感じになったの思い出した。」

コミケはオタクが同人誌を売ったり買ったりする場所だと思われていそうですが、作家の生存を確認出来る場であり「美容室行かなきゃな」と人間の形に戻る場で有り、四季を感じながら推しを布教出来る場所だからもう二度と中止にならんで欲しい。」

「「わからないことあったら言って」で、わからないって言える人ってすごく優秀で、えらい子オリンピック出てもいいよ!ってくらいすごい。だいたいみんな何がわからないかをわからず、言語化もできず、そして質問したら怒られるかもとかよくわかんない理由でファインプレーののちにドブに落ちていくのだ」

「「褒められて伸びるタイプ」という人、実は褒める褒めないはあまり関係なくて、「怒られて縮むタイプ」という人がほとんどな気がするわ。今後は私も「怒られて縮むタイプです!」って言おう。」

「オタクの中には「非実在青少年ガチ恋して非実在プロポーズをしたにもかかわらず、対象の非実在青少年によって非実在拒否されたので非実在結婚すらできなかった」奴が相当数いるでしょ。俺も覚えがありますね。」

「娘に、娘が生まれる前の写真を見せたら、「なんでわたしがいないのか」と号泣した。娘は次の日、その写真の光景を宇宙から見ていたと言い出した。消化できない事実に折り合いをつけようとするとき、人は物語を作るのだと知った。」

「「殺人は悪であり、殺人者は理由の如何に関わらず悪鬼なのだ!」という景明さん理論はつまるところ「罪状生存、判決死刑」という地獄になる」

「Q:なぜクソゲーと知っていて他人に薦めるのですか?
A:良作を薦めて「僕には合わないですね」ってなってお互いしょんぼりして気まずくなるよりもどう足掻いても地獄しかないものをお出しして「これ地獄だよね」「地獄」って共有概念をシェアしたほうが幸せの確率は高いんだ。人生って残酷なんだ。」

「自由な存在において「みんなの〇〇なので、独占してはならない、汚してはならない」なんて観念が一瞬でも、うっすらとでも、共有できることなんて、狂っているようでも、これは本当に凄いことなんだぜ、凄いことなんだぜ」

「>悪さした子供を庭木などに縛り付けるお縛りという躾が昔はあったらしいが
川べりの松の木に縛られたよ俺」

「イクニ作品は世界と個人は隔絶されているっていう認識がまずあってそれを超えて繋がったり繋がれなかったりの話だから孤独な人間にぶっ刺さるのだ」

「世の中そんなに悪い人はいないと思いますが、合わない人はそこそこいると思いますし、いること前提で立ち回った方がいいと思います。」

「野生の中二病ってこんな棚だと思う
でも多感な頃にこういう作家に触れておくこととても大事」

「欠落した概念を理解するのは不可能なのでより近いと思われる概念に置換する」

「こんな状況でも未来に希望が持てるのは、間違いなく楽しい思い出があるからなんだよな。
「人は思い出があるから生きていける」というソ・ラ・ノ・ヲ・トの言葉は何年経っても強く心に響くなあ…」

「>なんて言うか「一定の制約」がないといい作品は作れないんだなあ
作品として見りゃ全くその通りなんだが
この欲望ダダ漏れなところが持ち味でもあるから難しいところ」

「漫画の作者で重要なのは性別より性癖」

「誰かが亡くなった時涙が出るのは、有名な人とかじゃなくて、「もらったものが沢山ある」と感じてる人だ。もらったものは深く自分の一部になっていて、それが喪失とともに思い出されるから涙が出るのだ。たくさん得た人じゃなく、たくさんあげた人。会ったことがなくても、本や文字でしか知らなくても。」

「リアリティって「俺の知ってる本当」と比較されてるから
鵜呑みにすると痛い目に合う」

クラウゼヴィッツの「戦争論」なんかは、どちらかというと読みにくい文章の本だと思うのだけれど、文章の端々に「押井だ。。」「押井っぽい」「押井が言いそう」みたいな断片があり、押井っぽさをモチベーションに読める人は、けっこう読めてしまうんだと思う。」

現代日本では「×」はカップリング演算子と呼ばれる。カップリング演算では一般に交換法則が成り立たず、「A×B」と「B×A」では結果が異なる」

「京都の裏通りにひっそりとたたずむ古道具屋の店主兼ライターになって、原稿を取りに来る気の強そうな黒髪ロングで常識人ポジの女編集者とギャンギャン喧嘩したり、ポニーテールのお姉さんがスパゲッティを大盛りにしてくる喫茶店で煙草を吸ったりしながらちょっとした事件を解決したりしたい」

「初心者を底辺とか見下してる人って大抵プロとか上手い人じゃないので気にしない方がいいですよ。見下しちゃうのは自分が他人に褒められたり認められてない裏返しなので。」

「ゲームシステムはクソだけどそれはそれとして見るべきものはあるんだよって作品は
死んでも誰かしらが覚えてるもんだな…」

「うそをうそと見抜く事に固執しすぎて、真実を真実と捉える能力が欠如していた。」

「動物と同意なしにセックスしてはいけないが去勢はしてもいいという倫理観が支配的なので、人間についても同じことが言えるのかもしれない」

コミケで売り子を30年やってきた経験から言わせてもらうと、呼び込みは完全に逆効果で、サクラでも誰かが立ち読みしてる方が遥かに集客性が良い。」

「人と人との絆は、結局のところ、「相手を大切にし続ける」という、シンプルな、しかし手抜きができないことによってしか守られない。」

「>でもホモが嫌いな女の子はいないってげんしけんで言ってたし…
本当に理解できない
そこで完結してしまっていたら自分がそこに入る余地ないし感情移入できなくない?
ていうかこれ、男には少し理解難しいのかもしれないけど女は女性器に忌避感が強すぎる
息子のちんちんは洗ってあげられても娘のまんまんは洗えないみたいなそんな感覚 わかるだろうか」

「故・芦田豊雄さんが「大人ってのは子供に嘘(理想、正義、希望、夢)を吐く仕事」っておっしゃってて、その言葉を胸に携えて生きてます。」

「子供相手には強がらないといけないのであって感情をぶつけたり甘える相手ではないんだよね。」

「(ハウルの動く城
そう、押井監督はあの「ドアの脇の”カチャカチャ”」を絶賛してましたね。
「男ってだいたい自分の中に3つか4つ顔を持ってるんですよ。仕事の時の顔とか父親の顔とか。その中に誰にも見せられない、自分の奥さんにも見せられないダークサイドがあるんです」」

「何回かに1回相手の言った言葉をそのままオウム返しにすると「この人は私の話をちゃんと聞いてるんだ」って思われるからやると良いって言われたので実践してる」

「小学校の時に友達が高熱で何日も休んで学校来れなくて
お見舞いに行ったらバナナ食べたんだって自慢して羨ましかった
数日後に亡くなったけど今思うとそれをそれを予期して親御さんは当時は高価だったバナナを食べさせてやったんだろうなぁ
病院に行くお金はないけどバナナならなんとか買えるそんな時代だった」

「絵を描く事で何が幸せかって、人より上手くなる事でも、有名になる事でも、お金を稼ぐ事でもなくて、『居場所』を見つけられるかどうかなんだろうな。
僕もずっと探してる。」

「「俺の地元には何もない」を「俺は地元で良い思い出を作れなかった」に置き換えると、自分にダメージがくることが分かった。」

東京五輪が開催されなかった年の初夏にブルーインパルスが飛んだの、まぼろしのようで儚い。」

「批評家はあら探しばかりしている 彼らが何と言おうと 栄光は戦う人間に輝く その顔はほこりや汗や血で汚れ 失敗に終わろうとも果敢に挑戦した結果だ 勝利も敗北も知らない臆病者とは違う」

「高校生のとき、ある先生が私語をしている生徒に対して「おい、孤独と不安に耐えろ!」と独特な叱り方をしたことがあって、当時はそれが可笑しくて仕方なかったのだが、今になってその言葉の重みを噛みしめている。」

「(エースをねらえ)
>おチバ君みたいに恋はするけどただ見てるだけでいいって当の二人を応援するキャラって最近いないな
少女漫画だとたまーに見る
昔はりぼんなかよしで見たけど今はもうちょい上の年齢の子が読む雑誌じゃないと出ないかも」

以上。