嘘の息子覚書控え

本家の控え

2020-10-29

チョコモンブランの夢を絶ち難く、ロールケーキで代用。

某所より。
「「尊敬する人と、軽蔑してる人が全く同じ言葉発しても、受け取り方なんて全く変わる」ことから脱却できるようになるのは「学ぶ」ということの重要な通過点なんだと思う。」
『妖殺鬼行』で「悪魔が言おうと正しいものは正しい」と内原陶二が吐露したのを思い出す。菊地秀行の小説だと、古武道の裏鬼門が登場するのは楽しめて、古代武道“ジルガ”の方だとちょっと苦手な感じ。原武道だけではいけなかったのか、『AGITO』の続きが読みたい。

づし系の某所より、「死体を埋める百合概念」という話題。そういうのを読んだことがあっただろうか……と本棚を捜索。意外なところでそのものズバリと出くわしてしまった。館淳一の短編官能小説、「山賊峠の女たち」、出典は「月刊小説」91年11月号。

「批評でも考察でもなんでもいいんだけど、ぼくが圧倒的に好きなのは、一般的にはこう思われているがよく読む/見るとじつはそうではない、全然ちがう解釈ができる、というタイプの議論で、このちゃぶ台返しの上手さにこそ個々人の知性と感性が表れると思い込んでいるところがある」