嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-03-18

臼井の公民館の横にある公園で解散式……と、これは昨日の話。33年間続いたサークルも新型コロナウイルスの影響に振り回され、式は15分で終わった。

樋口有介の『猿の悲しみ』、その文庫本をパラパラと再読。『風少女』や『風の日にララバイ』では文庫化で大幅な改稿があったから、きっと『猿の悲しみ』でも改稿があるのだろうけど、手元にハードカバーがないので比較できない。シリーズ続編の『笑う少年』を先に手を出して、何箇所か首を傾げなら読み進めたのを思い出す。一人称に「私」が使われるのは、樋口有介にしては珍しい。柚木草平のシリーズで「俺」はあった、か。『笑う少年』(文庫化で『遠い国からきた少年』に改題)は連載をまとめた本だそうだけど、どこで連載していたのだろう。

Twitter高橋三千綱の名前を見かける。腹水穿刺手術を受けたそうで、米国在住と思ったけれど、帰国しているのだろうか? ジャンプ ジェイ ブックス角川スニーカー文庫の青春小説を読み返したくなってきた。

「ぼくが気分はまだ90年代で生きてるみたいに、90年台にも気分はまだ60年代みたいな日常を送ってるおじさんたちがいたるところにいたのだろうと思う。」