嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-04-17

『新・幻想と怪奇』、編・訳の仁賀克雄が巻末の解説で、「わたしのホラーに関する考えでは、人間の想像力──妄想といってもいいが──を刺激する作品がもっともすぐれていると思う。」とあって、「クラシックホラーで、わたしの好みの作品を挙げてみると、ジェイコブズの「猿の手」やハーヴェイの「八月の暑さ」が浮かんでくる。」とある。ハーヴェイの「八月の暑さ」とは、前に金原瑞人の訳で読んだ「八月の暑さのなかで」だろう。あれは薄気味悪い短編だった。他の有名どころだと、チャールズ・ディケンズの「信号手」の題名を見かけるものの、こちら短編の面白さは未だに分かっていない。青空文庫で数回挑んだけど跳ね返されてる。

新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が解除された状況なので、kが帰省ついでにマーマレードをポストに投函、と。ちばき屋の線も、待て、而して希望せよ、と。

「小さい頃の地域コミュニティの話聞くのすごく面白く、私が歴代で一番好きなのは「A小学校とB小学校で抗争が起き、中間くらいの場所で営んでいた駄菓子屋のババアが両陣営にBB弾と情報を売る“商人”をやっていた」という話です。そのババアすごい楽しかったと思う」