嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-05-17

週刊少年ジャンプ」で連載された戸田尚伸の『惑星をつぐ者』、一部の読者に異様な人気を誇る漫画と理解している。1995年終盤の漫画だから26年前。作者がwebコミックを連載中とは知らなかった。絵柄も随分と変わったように見受けられる。

某所より。
「そして、自分もネームをまとめている時に思うのだが、「あの伏線とこの描写を繋げて…あっあのセリフも繋げられるじゃん!あ…アレやコレは結局繋げられそうにないけど…いや、仕方がない!これで一先ず完成させる!」というような思考が、まんまグンペイのラインを繋げる作業と似ているのである。」
野田昌宏の『新版スペース・オペラの書き方-宇宙SF冒険大活劇への試み』では、1枚の巨大な紙に系統樹のごとく展開を膨らませ、まとめ上げる手法を紹介してたかな。原稿は完成図を写す作業だったか。それはそれとして、小説家になろう連載に見られるドライブ感も捨てがたい。

「人間は初見殺しの罠を避けることはだいたいできないし、初見殺しの罠で一生を左右するほどの酷い傷を負ってしまうこともあるのだ。
初見殺しの罠で取り返しのつく程度の怪我しか負わなかった人たちは、単に幸運だったに過ぎない。」