嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-08-25

BSプレミアムで映画『暗くなるまで待って』。オードリー・ヘップバーン主演の映画は、白黒映画の印象が強くて、カラーになってからはほとんど観ていない。この映画も初見で、サスペンス映画は観終えるとくたびれるなあ、という感想。

某所より。
「おもちゃを処分するとき「もったいないな…」「ほしがる人いるかも…」と考え出すときりがないので「これは誰も関心のない、世間的にまった不要なものです!」と思うようにすると、「この世でおれだけがコイツの価値をわかるのだ…」と感じられ、捨てるはずの物がさらにキラキラして見え出すので注意。」
場所を取る雑誌の山を処分できないのは、この考えに取り憑かれているからかもしれない。読み返す機会など年に一度も訪れないのに、手放したら二度と巡り会えないかと思うと、ためらってばかり。

「かつて明確に侮っていた渡世に20年遅れで加わり、使い道のない語学や研究らしいことを続けて慰みとし、酒にも犯罪にも走らず、まあ、暮らす。「堕落しようと思えば堕落できるところで踏みとどまる様を描けば魅力的なキャラクターになる」と早川文庫『冒険スパイ小説ハンドブック』に書いてあったし。」