嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-09-14

昨日のカップヌードルの話題で思い出したが、つい先日、ふの付く某所でみず谷なおきの『人類ネコ科』が話題になって、もっと細かく言えば、年末に銀行でお金を下ろしそびれた主人公は三が日までずっとカップラーメンでも食べて生き延びるかどうしようかと思い悩む……という場面が話題になっていた。ウィキペディアを覗いてみると……「1985年2月号から1986年10月号まで連載」、笹本祐一の『妖精作戦Ⅱ ハレーション・ゴースト』と同年だったと思われる。で。ここからはジェネレーション・ギャップが繰り広げられて、「ATMは」「普及してない」「カップラーメンは買えるのか」「お湯の出る自販機はあった」「そういうのはパーキングエリアくらいだろう」「当時はもっと町のあちこちにそういう自販機があった」「三が日までどうやって過ごす」「テレビつけっぱなし」等々。年末年始に店が一斉に閉まるのも、みず谷なおきが元気に連載していたのも、今となって異世界の物語のようですらある。

「波が荒くて、沈みそうになる日もあるけど、みんなで声を掛け合って、そうじゃないんだ、とか言い合って、仲悪いなりに手を繋いで、未来を目指して行くんだろうね。」