嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-10-15

文:菊地秀行 絵;平松尚樹『ニャンコ、戦争へ』(小学館)1100円+税
奥付では2005年10月20日。175×135くらいの変わったサイズの絵本。去年だったかな、『城の少年』が吸血鬼ハンターDに関連する絵本だという話をどこかで見かけたけど、それ以前に菊地秀行が絵本を出していたは知らなかった。菊地秀行がペットの猫を登場させた本は、今まであっただろうか……『エイリアン怪猫伝』はだいぶ違う。ペットの犬を登場させた本は……『風の名はアムネジア』はカウントしても良いものか。『外道記』の3匹や『蒼き影のリリス シビルの爪』のドーベルマンもカウントしづらい。

夏場にお腹の大きかった人が見えなくて、代わりに新しい店員が入っていたので、どうしたのかと訪ねたところ、一ヶ月前に予定日通り出産とのこと。ノンアルコール・ジンで乾杯。

夜の舞浜駅葛西駅の公共機関での移動は、検索してみたところ、慣れないと面倒ではないか、と。

「ぼくは現実世界の慣用句がファンタジー小説に出てくるのだいたい許容できるほうなんですが、シェイクスピアの古い翻訳かなにかに「恐れ入り谷の鬼子母神」というセリフが出てきたときはさすがにのけぞってしまった」