嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-12-09

ルパン三世PART6』、樋口明雄脚本回の第8話「ラスト・ブレット」。ゲストキャラの少年の名前が、樋口明雄小説家デビュー作に当たる『ルパン三世 戦場は、フリーウェイ』の表題作から取られていた、という話を見かける。本棚から引っ張り出してみると、確かに、同じケニーだった。脚本も、まあ、「戦場は、フリーウェイ」をPART6のホームズやワトソンの娘に合わせて調整したようなところがないでもない。『ルパン三世 エルドリア大脱出作戦』もそうだったけど、ルパンと次元と銭形しか登場しないので、脚本もそうかなと予想していたら、銭形すら登場しなかった。思い切った。見どころのある回ではあったけど、銃撃戦がどうにも様にならなくて、もしかして今のアニメ制作会社トムス・エンタテインメントはルパンを作るのが苦手なのだろうかと思ってしまった。

「だいぶ前にテレフォン人生相談加藤諦三先生が言っていた「人間は怒りと寂しさの処理で人生を間違えます」という言葉。本質を捉えすぎていて、今でもいろんな例に出会うたび頭の中でこだまする。特に「寂しさ」の方は本人にとっては救いの道だと思ってハマる場合が多いので尚更怖いよな、と。」