嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-12-20

BS12で『東京ゴッドファーザーズ』……と、これは昨日の話。図らずも脚本家の信本敬子の追悼番組となってしまった。前はDVDをよく再生したものだけど、その記憶に比べると、テレビから流れる音量、特に台詞以外の音の大きく聞こえたのが印象的。公開当時、おそらく秋葉原で集合してから、普段は足を運ばない映画館へ向かったような覚えがあるけれど、あれはどこだったかしらん……と、この部分は私信。渋谷新宿池袋?

某所から飛んで、文春オンラインの「新人賞に投稿し続けた22年、覚せい剤で廃人同然だった姉の最期…作家・樋口有介が語った“人生のどうにもならなさ”」。2年前に雑誌で見かけた内容と同じらしい。2011年に沖縄へ引っ越して、そこが終の棲家になった、と。15冊書きたいとあって、2011年出版分を加味すれば13冊、柚木草平シリーズ完結編も含めて世に出なかった数冊を是非読みたかった。

「人間の記憶は場所に強く紐づいているので記憶の迷宮を作らないとなにもかもが失われていく。良い新譜を聴いたら記憶内ハコで記憶内レコ発を開催する、書籍をブックファースト記憶店で買い、カフェ記憶で読む。そのようにして時間を取り戻していく。」