嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-01-10

ふの付く某所にて、『戦国魔神ゴーショーグン』の話題。鳴海丈編の『アニメ・キャラ大全集』で、「このあと、「アメリカン・グラフィティ」調のエンディングがつくのだが、これがまた抱腹絶倒のシロモノであった。」というのを読んで、期待に胸を膨らませたのも遠い昔。『アメリカン・グラフィティ』がジョージ・ルーカス監督による1973年映画とも知らなかった。肝心の部分は、首藤剛志アニメージュ文庫で出したノベライズにそっくりそのまま文章として書かれてしまっていたので、後から映像を見た時の衝撃は無かったなあ。もったいないことをした。ノベライズの巻頭、なにわあいのカラーイラストでは北条慎吾とアルーシャに子供がいるのに、本文のラストではアルーシャの出番がカットされてる。次巻『その後の戦国魔神ゴーショーグン』への布石だったのか。

橋本治先生は「桃尻娘」を書いた時に「この女子高生はリアリティがない」と年配の批評家に言われて「実際にこういう女性は世間にいるし、これは私だ!という感想も多いのに…俺の書き方が下手ということか?」と悩んだが、ある日「あ、これは〝私は知らない〟の言い換えだ」と気づいて吹っ切れたそうな」