嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-04-15

某所より。
「一般に「被害妄想なんか持たないでいられるほうがハッピー」と信じられていると思うが、どうも実際には、被害妄想によって駆動する人生にやりがいを感じる幸福もありそうに見える」
復讐など最たるもので、ジャック・ヴァンスの「魔王子」シリーズなどは、駆動が止まった最終巻最終段落の虚無ときたら、それはもう。生き甲斐への突進力は、良くも悪くも周囲を振り回すことになるので、止まったら死ぬ。鮫のように。あれっ、Zが読んでいたのはマイケル・バー=ゾウハーの『エニグマ奇襲指令』だったか、それともロバート・ハリスの『暗号機エニグマへの挑戦』だったか。後者だった気がする。イギリス軍の田舎での極秘試験が成功した後、ホテルに配達された新聞にCongratulationsと書かれていた……というエピソードは、それとも違った話だったかな?

「若手社員を離職させないためには「管理職が人生充実している」というイメージが大切になります。管理職は若手の未来であり、組織内で努力した成果でなるポジションです。その管理職が死にそうな顔をしている組織では、若手は自分の未来に絶望します。組織には管理職の充実も大切です。」