嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-04-20

BSプレミアムの「シャーロック・ホームズの冒険」、今回も時間延長枠で「独身の貴族」。この度の再放送を見るより前に、唯一見覚えのあったのがこの回の、それも犯人の最後の場面なものだから、「シャーロック・ホームズの冒険」はホラー掛かったシリーズかと勘違いしていた。改めて見返すと、原作で読んだ「花嫁失踪事件」から大いに話が盛られて、犯人が財産目当てに結婚を繰り返すとか、犯人の非道を薄々知りながらも単身で詰め寄って危ない目に遭うヒロインとか、まるで昼メロみたいな情景も。次回からは最終シーズンに突入で、ジェレミー・ブレットの体調が悪く、撮影に苦心する場面も増えてくるのだとか。

南の記憶に拠ると、神保町の三省堂書店は四半世紀前の時点で時代掛かった造りだったとか。ふの付く某所では、40年ばかり前に今の店舗へ移転してきた、というコメントを見かけたものの、さすがに当時の話は分からない。

「自共同体内で差異を媒介できなくなると境界の侵犯によって興奮するしかなくなるんですが、何もかも切り崩した荒野に立ってはじめて、「エロ本は叱ってくれるお母さんのお陰で神秘のオーラを放ってたんだ」と気づくのです」