嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-07-10

水田美術館の解説の続き。
「このたびの展覧会では、OJコレクションを公開する第一弾として、陶製人形を紹介します。フィギュリンやノベルティと呼ばれる陶製人形は、戦前より瀬戸などで生産、輸出され、ドイツ製の磁器人形の代わりとして、アメリカで人気がありました。戦後、輸出が再開されると、17、18世紀のヨーロッパの衣装をまとったマイセン風の男女やハンメル風の子どもたち、天使や妖精など、精巧なビスク人形から、安価で素朴な人形まで、膨大な数の人形が海を渡っていきました。戦後の貿易再建を支え、およそ70年ぶりに日本に帰ってきたOJコレクションをお楽しみください。」
館内にも印刷物にも、スライドトークの内容にも、寄贈者の名前は登場しなかったけれど、試みに検索してみると……2016年に開催された同じ企画イベントが。なるほどなるほど。

T嬢、映画『シン・ウルトラマン』を2回観るほど楽しんだのか。元気で結構。

「以前も言ったように我々は無宗教と言いつつ無意識の中に宗教が根付いている。これは薫習(くんじゅう)と言い日常生活から染み付いた無自覚な信仰と言えるのですが、それもこの先薄れていく可能性を感じました。」