嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-08-10

某所より、鈴木雅久の訃報。先々月に62歳だったそうで、どうぞ安らかに。覚えてる範囲では、白泉社の「コミコミ」で柴田昌弘の『ラブ・シンクロイド』を読んだのが、おそらく初遭遇。「月刊ホビージャパン」1986年8月号から始まった『クルーズチェイサー ブラスティー』小説挿絵と、「獅子王」1986年10月号から始まった『ARIEL』の挿絵は鮮烈だった。ほぼ同時期に始まったんだなあ。

『クルーズチェイサー ブラスティー』はソノラマ文庫から3冊(前後編と2と)出たけれど、「月刊ホビージャパン」連載版をまとめたのも出して欲しい……と、これは何年越しの要望だろう。『ARIEL』も「イドの中の怪物」は未収録だそうだし、「続・タイムトラブラー」の結末は連載時の曖昧にしたほうをまた読んでみたい。『ARIEL』は「獅子王」から「グリフォン」に移ったあたりまで追いかけて、いつの間にか読まなくなってしまった。試みに検索してみると……「グリフォン」って季刊誌で7号までしか出なかったのか。

「他人と上手く話すというのは結局のところディテールのコントロールなのだ、という気がしている。楽しみの会話にしても仕事の話にしてもそうだ。」