嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-09-29

某板から飛んで、樋口有介原作のドラマ化が思っていたより多かったことを発見。デビュー作はドラマ化が約束されたサントリーミステリー大賞の読者賞受賞作で、それはレンタルビデオ屋から借りてみた覚えがうっすらと。柚木草平のシリーズは、1作だけ、それもラストシーンで鹿賀丈史が倒れるように眠る場面だけ、これもうろ覚え。で、1991年に複数がドラマ化されていて、ここを知らなかった。『楽園』の文庫本あとがきで、銀座のホステス云々と書かれてたのは、この1991年の景気の良い頃の話だったのだろうか……おおっと、違った。「十六年たった今でも思い出します」とあって、文庫が出たのは2011年。つまり1995年のことだから……ウィキペディアを覗いてみると……柚木草平シリーズが3作ドラマ化されたのが1996年、その前年。予想から違っていた。

「「フレッド・ジンネマンは撮影が終わって編集作業に入る前、必ずアルプスに登ってた」という話があるからね。撮影後、即編集に入ると「ココは苦労したから良い画の”はず”だ!」という思い込みで、客観的な良し悪しが判断できない。だから一度生命の危機の関わる状況に身を置いて、作品を忘れるんだとさ」