嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-09-17

国技館で相撲の秋場所が開催中。新型コロナウイルスに関する諸々の規制が解除されていく中で、最後まで残っているのは力水を口に含む振り。これだけは続いていて、最後の一線といった感じ。

某所より。
「あの話の『虫』は本当に人間が変身した不条理ホラーというより働き盛りだった大黒柱の男が鬱となり引きこもりとなってしまった事の暗喩だよね。そう見た場合の家族の反応とかすごくリアル(時代が追い付いた)」
カフカの『虫』は読んだことがないのに読んでいるような錯覚があって、実際の読者と適当に話を合わせることすら出来そうな気すらある。同じような錯覚のある作家だと、他にはチャンドラーかな。つまり、パロディーを山ほど見ているせいで元ネタを知ったかに思えるほどの有名作家という共通点。

日本PBMアーカイブスの『蓬莱学園の冒険!』にまつわる件で南からメール。全貌を知らないのに知ってるような錯覚、これにもあるなあ。

「何事にもコストゼロの人間にはなるなという事であります

詐欺や不愉快な行為に対して、相手にほんのわずかにでもダメージを与えないといけません

コストゼロで殴れる相手は、無限に殴られ続けるからです」