嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-11-11

某所より。
「熊本は政令市の南端として一定の地位を保ちながらも、仕事がそんなにあるわけではないので福岡・広島・岡山・大阪も移住の選択肢に含まれる。数多くの中からどこを選ぶかという問題であって……でも青森は違う。東京以外に選べず、東京に出ていけないならどうにもならない。らしい。実感はある。」
高知の進学校からは東京組と京都組に分かれる、みたいな話が『海がきこえる』で書かれていたけど、作者の氷室冴子は北海道出身だったはず。『恋する女たち』のあとがき、読んだ当時は高校生のやることだろうかと思ったけど、一周回って今なら不思議ではないと思えてきた……映画化したときの監督、大森一樹だったのか。

もう金沢に落花生が届いたらしい。kさんは目を悪くしてるそうで、どうにかして参りたいという話はやんわりと断ったとか。

アメリカには定員数十人の小さな映画館がたくさんあって、そこでは古い名画が繰り返し上映されてます。先日人同僚に「古い映画はネトフリでも観れるのに、なんで小さな映画館が人気があるの?」と聞いたところ「日本人も自宅に風呂があるのに温泉が好きだって聞いたぞ」と返されて秒で全てを理解できました。」

2022-11-10

BZがこよなく愛するパスタ屋、半年を超える休業から復帰の告知。BZに知らせたところ、さっそく週末にでも繰り出すかの勢い。休業前の復帰期間はわずか数ヶ月だった気がするので、今度の復帰が末永いことを願う。

某所より。
「向こうの怪獣ファンの雑誌を読んでいたら、中年女性のゴジラファンの「馬鹿馬鹿しくて最高!」という投書があり、決して皮肉ではなくて、心から馬鹿馬鹿しいゴジラ映画を愛している様子が伺えて、複雑だった。」
いわゆるサメ映画のジャンルにゴジラシリーズの一部が収まっているのではないか……という話題。映画館で掛かるB級映画の肩身が狭くなっていく反面、配信動画では気楽に鑑賞できる娯楽映画を求めたくなるのかもしれない。テレビの深夜番組で得体の知れない外国映画を見たらさっぱり分からなかい、みたいな虚脱感も今にして思えば悪くなかった。郷愁めいて。

金沢のkさんに落花生を宅配便で。

「(ジャンケットバンク)
獅子神さんが一度電流で死んだ後医者が治すんじゃ説に触れた後
「手のひらに貫創あって一度死んで甦るなんて獅子神さんもう聖人越えてキリストじゃん」
と言ってる人がいて笑った」

2022-11-09

21世紀版『高い城の男』という触れ込みの、『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』の上巻をパラパラと。第二次大戦は日独が勝ったという設定で、序盤は歴史改変された世界のエキセントリックさを醸し出し、中盤からは奇妙な世界の事件を追いかけるという展開。文章は読みやすいものの、面白いんだかどうだか、よく分からない。日本兵のイメージって、戯画的だと考慮しても、ああいう受け取られ方なのだろうか。

アドオンのGhosteryが悪さをしているのか、それともWindows Updateが来ていたのが干渉でも起こしていたのか、SleipnirFirefoxの両方がクラッシュするという凄まじさ。タイミングとしてGhostery以外の原因が思い当たらないので、削除。

無糖さんは来年の件として、LIは今月でも構わないところなのだが返事がない。LIも来年か? それでもいいけど。

「(龍と苺)
>あの場で一番最初に気付いたのが対戦相手の伊鶴なのが凄いな
>対戦相手だからこそ違和感に気付けたというのもあるけど
だって苺ちゃんが爽やかなこと言いだしてるんだぜ?
ほっかむりした全身タイツの人間が高級住宅街でうろうろしてるレベルの怪しさだよ」

2022-11-08

雲のむこう、約束の場所』のノベライズ、最初と最後を読んで、一旦おしまい。著者の加納新太は、新海誠映画のノベライズを複数担当しているようだ……けど、同タイトルで新海誠版と加納新太版の両方が出てる場合もある。うーん、『∀ガンダム』のノベライズみたいなものなのか?

雲のない夜空で、午後8時頃から皆既月食が観測できるという好条件。ぶらぶら散歩しながら赤黒い月を仰ぎ見た。天王星食もあったようだけど、六等星程度の光量らしくて、そちらは全然分からなかった。有難いことに、ネットでも皆既月食天王星食の画像が山ほど見られたから、それで十分。

来るはずの工事が来なかったというか、そもそも必要のない工事だったというか。

物は試しでGhosteryというアドオンをインストール。ちょっとだけブラウザの挙動が早くなった気もするけど、気のせいかもしれない。

「独身時代に参加した幼児教育のセミナーで「5歳くらいまでの子の教材やおもちゃを用意するにあたって大事なことは…、まったく同じものを、人数分用意することです。必ずです。」ってマジのトーンで講師が言ってたの、フーンって聞いてたんだけど、やっと理解しました。」

2022-11-07

某所より。
「先輩ママが「水泳はね、一番良い習い事よ!!行った先で全部完結してくれるから!ピアノとか公文とかは家で練習したり宿題見たりしなきゃいけないけど、水泳は家への持ち帰りがないから!!水泳は良いよ!!!」と激推してて、そんな理由もあるんだなぁと思うなど。」
7月に連載終了した『リバースエッジ 大川端探偵社』、トレーニング用屋内プール付きの家に住むミステリアスな美女が登場してたなあ。原作者死亡後も残されたプロットを元に掲載が続いていたそうで、それが尽きたから連載も終わり、と。

某所より。
「オタクはみんなエヴァが好きで綾波レイみたいな子が好き、という誤解に基づく発言は、たいへん危険なので注意しましょう。何が危険なのかわからない人は、「へえ、野球好きなんだ。やっぱ巨人ファンで長嶋とか尊敬してんの?」と言った相手が阪神ファンだったときのことを想像してください」
それなりに昔、アニメファンだろ、と厚意から『宇宙戦艦ヤマト』のポスターを差し出された時、固まってしまったのを思い出した。処世術が足りなかった。

「そうか、小説が売りにくい理由の一つは予告編がないまま本編見せようとするからか。」

2022-11-06

某所より。
「ある作家の方が「ガンダムのザクを見たことがない人に、いくら文章で説明しても100%正確にあの姿を思い浮かべてもらうのはまず無理。小説の文章の目的はそれじゃない」とおっしゃっていたのがずっと心に残っている」
逆に、SF小説の『ニューロマンサー』に登場する武器コブラは、描写から姿がさっぱり分からない例として見かける。名状しがたきものでもあるまいに。

某所より。
「断言しますが、カラムーチョを食べた直後にちんちんを触るのはやめてください。手の水洗いだけでは唐辛子成分は取れません、少なくとも石鹸で、可能なら油で溶かし落としてからちんちんを触るようにしてください。ちんちんが火傷したような痛みに襲われます、信じてください。」
薬品は怖いし、なんなら医薬品や医薬部外品でも怖い。もちろんシーブリーズだっていけない。致命傷にならなくて良かった良かった。

「「コミケとかで作者様に会ってしまうとご本人の顔が脳裏にちらついてエロマンガの実用性が下がってしまいます!」と身内のエロマンガ有識者に相談したら、「修行が足りん!」と一喝された。「お前は嫁の親に挨拶したらセックスレスになるのか!?」と。」

2022-11-05

コーヒーを飲みながらロイズの生チョコレートをつまんで、樋口有介の『少女の時間』を読んでいると、もう他には何も要らないような心地になってしまう。いやいや、『うしろから歩いてくる微笑』も捨て難いし、月刊EYESの新米編集者である小高直海の出番が一番多いだろう『捨て猫という名前の猫』を読むのもいい。作者が亡くなって出ることのなくなったシリーズ最終巻、小高直海の見合いの結果はどうなったのだろう。柚木草平は山代千絵と再婚してしまうのか、はたまたファザコン娘の美早が母親と同様に二十歳そこそこで結婚にこぎつけるのか。「ミステリーズ!」誌での連載をもう一度見たかった……ウィキペディアを覗いてみると……おおっと、「vol.105(2021年2月号)で最終号となり、後継誌として総合文芸誌『紙魚の手帖』が2021年10月12日に創刊された」とある。なんと。

「「なにも信じられない!金だけは信じられる!」実際には金だって信じられないのだが、本当になにも信じられないと人間どうしようもないから、信じられないなかのマシな部類のひとつを信じられるということにしておくウソによって、自分をなにかできる状態にもっていくためのわるあがきなのだ。」