某所より。
「竹宮ゆゆこの『わたしたちの田村くん』で、魔女を自称して渋澤龍彦やバタイユを読む中二病のキャラが、大槻ケンヂの本やバトル・ロワイアルのカバーを裏返しにして本棚に並べていた、という場面があるのだけど、その感覚がライトノベル読者に伝わるのかどうかは結構微妙だなあと思ってた。」
朝松健の本に、同じようなシチュエーションが登場していた覚えがうっすらとあったので、『私闘学園』のシリーズから翔星東二郎の登場シーンをパラパラと……んー違ったかな、では『マジカル・ハイスクール』を引っ張り出して……あった、72頁14～15行目。
「おれだ、おれだ、中学時代のおれのことだ！ ヤロー、どうして、お前は、おれが中学の時に辻邦生の本の裏に矢追純一を隠していたのを知っているんだあ!?」
三島由紀夫と塚本邦雄と中井英夫と澁澤龍彦、そして立原えりかという組み合わせも。竹宮ゆゆこのデビューより10年前の読者でも、完璧には伝わらなかっただろう。でも、そこがいい。
「2chのコピペと過去のバズツイをだいたい覚えていないとやらかすインターネッツ、漢籍は教養で知らないと歌の読み合いで負ける平安貴族みたいで風雅」
