某所より。
「警棒・短刀術の部で部内競技会に優勝した先輩にどうやったら強くなれるか聞いたところ「教範の一番最初に書いてある基本の刺突と、袈裟の斬撃。これを1日100回くらいずっとやってりゃ8割の相手には勝てる」「試合開始と同時にどっちかを繰り出す。相手より速く振れば勝ち」って言われて、」
「そんな薩摩武士みたいな論理でホントにどうにかなるんですかと聞くと「基本の技だから受け方も教範に書いてあるんだけど、まず大半の人間は読んですらない。練習までやり込んでる人はもっと少ない。やり込んでたとしても、こっちが0.1秒でも速けりゃ負けることはない。そのために基礎動作だけは練習」
「大半の人間は勉強しようとしない。年に一度の検定をやり過ごせばOKだと思ってる。そして日々忙しいだとか言い訳して練習もしない」「結果、何も考えずにバカみてぇにラバーナイフ振り回してるだけのやつに2秒で負ける。それが8割」って言ってた。後半めちゃくちゃ耳が痛かったぜ」
樋口有介の『ともだち』のヒロインの父親も不覚を取った。
「「闘うことと勝つことをお前の真ん中に置いてるうちは、どこに行っても不幸のまま死ぬよ。」と。」
