嘘の息子覚書控え

本家の控え

2020-08-31

「そもそも何を見ても読んでも面白く、まだ作品につまらないものがあるという概念すらなかったのだけれど。」

「テロリストに占拠された学校で
一人立ち向かう主人公…という厨二妄想シチュは数あれど
逆にテロリスト側になったシチュはあまり見ない」

「もしかして、おじさんの多くは自分が若い時の価値観でい続けることを「若くあり続ける」と勘違いしているのでは…。」

「20年ぶりに『銀河英雄伝説』を観ているが、さすがに作中から世の中や人生について教訓を見いだそうとするほど若くないが、若くないが故に響いたことがひとつだけあって、人の寿命は尽きるので順当にいけば時間が解決することを待つ忍耐を怠るなというのはある。」

「インターネットの評判はあくまでインターネットの評判であって君自身の評価は君が体験するまで下せないんだよ、という話そろそろ義務教育に盛り込んだ方がいいのでは」

「「根拠の無い自己肯定感を持つコツは、根拠なく他者を肯定すること」
って真理だと思う。もちろん逆も然り。
ペルソナを手に入れられるかシャドウ化するかって、実はこの辺が分水嶺だったりするのかも。」

「「冷凍餃子は手抜きではない」と擁護するのではなく「家事で手を抜いて何が悪い 人それぞれ 手を抜かないポイントは違って当然」という論調が主流にならないと この国の生きづらさは改善されない」

「作品への感想で「最近のJKはそんなこと言わない」と評されると、ムッとしたり恥ずかしくなったりするよりも「成人男性の私がリアルなJK事情にガチで詳しいほうが怖いだろ」という開き直りが先に立ってしまう。」

「考える事が嫌いな人は、すぐ答えを欲しがる。

考える事を好きな人は、わからない事を楽しむ。

エンタメはなるべく大勢に売らないといけないので、誰にでも分かる話を書きながら、分かる人にしか分からない謎掛けを入れる必要があるんだけど、面倒なので前者をサボりたくなる。」

「「初盆大丈夫?」って上司に言われて何事かと思ったら去年イベントのために消滅させたイマジナリー親戚のことでした
僕の親戚、いつまでも人の心で生き続けているんだなぁとハートフルな気持ちでいっぱいになりました」

「心の底から厄介なのは「ひとから助けてもらってもありがたく感じないが、ひとから助けてもらえないと傷付く」という現代わりとありがちな感受性だ。」

「鼻血出してるとき滑稽でなく美人の人は
本当の美人だと聞いたことがある」

「「一度ポテサラでも唐揚げでも冷やし中華でも作ってみたらいい」というコメントを見かけますが、違います。それぞれ買い物行って材料を「その家の経済に準じた値段」で購入して作って食器など洗ってしまって残った材料で翌日以降のメニュー考えてまた作って…という流れを体験してくれ、です。

男女関係なく、「三日間ぐらい家の食事を用意して作りまわしてみる」というのを社会出る前に体験しておくといいと思うんです。親なり、そういう経験ある人がそばにいてアドバイスしてくれるうちに。一生役立つ、大きな力になるよ。」

「「人に言えない恋愛って基本的に幸せになれないよ」って浮気してる友人に言ったら、それ以降の浮気を全部私に報告してくるようになって「ちげぇよ」となったことならあります」

「「ママに言えない恋は青春の始まりだけど、友達に言えない恋は地獄の始まり」って台詞大好き」

「「すぐ返信する」という作業上のスキルがなぜ有用かというと、「相手に、自分への返信は優先順位が高いと認識させる」という、一飜乗せる効果があるからだったりする。」

「オバケや幽霊がいるなら是非一杯交わしたいものである、聞きたいことが山ほどある」

「「作家は体験したことしか?」の話題、たぶん敵をたくさん作りたくないから伏せられるんだろうけど、そもそも「書けてるか書けてないかを判断するのは読者の側」という現実があり、つまり「読者は自分が体験したことでしか物語を理解できない」という身も蓋もない読者disが伏せられてるのだな」

「子供の教育において第一になすべきことは、道徳を教えることではなく、人生が楽しいということを、つまり自己の生が根源において肯定されるべきものであることを、体に覚え込ませてやることである。」

「「設定」とか「描写」に必要なのは、合理性とかリアルとかでもない気が。じゃあなんだろ。読んでる人に催眠をかけられるかどうか・・かな。一瞬でも「ほら、私の語るウソに身を任せなさい・・」って暗示が成功したら勝ちっていうか。」

「たまにメンタルが死んじゃうと大変なことになるのでメンタル死亡保険という概念を導入して毎月積み立てしてメンタル死亡時に5万の保険金がおりるという制度を勝手にやってんだけどすごくいい 先日死亡したので美容院とマッサージ屋に行った後1人で1万のいい肉食いにいったら無事生き返った」

「「絶対に許せないと思ったこと」は許さなくていいです。自分の心が小さいせいだとか思わなくていいです。いつまでも許すことなんてせずにそっと離れて大丈夫です。その人はあなたを幸せにはしないしこれからも無自覚に平気で傷付けるだけなので、無理して許さなくて、大丈夫です」

「何度でも言うけど、俺のラノベ定義は「ドイツ教養小説といわれる「大人、国民として成長する物語」(の尻尾であるところの少国民文学やジュニア小説、ジュブナイルSFなど)と、時間制限つき脆弱なモラトリアムたる吉屋系少女小説のハイブリッド」という見方である。」

フラ語の最初の授業で「世界には性別をハッキリしないとイライラする人と、数をハッキリしないとイライラする人と、上下関係や自他をハッキリしないとイライラする人がいて、これから学ぶ言語が『何にイライラする人の言葉か』を意識しておくと学ぶのがラク」と言われました。目から鱗でした。」

「これ想像だけど、年取ると脳は記憶をただ再生することだけに特化するようになって、現在の状態から次の操作を動的に決定するっていうのが難しくなるからじゃないかと思ってて、なので機械が比較的得意な人でも年取ったら使えなくなるというのは覚悟した方がいいかもしれない」

「クレーム対策の講習会にて、講師がまず述べたのは「人は、受容されることを求めている」だったなあ。」

「これは我々も常々やっていることなんだ。人は自分が「間違っている」と思いながら行動するのは難しいw」

コミケに本出して分かったのは、あれ「10000部売って超儲ける人がいるからすごい」じゃなくて「30部を売り買いするコンパクトなつながりが3万ブースある」というのが凄いんだ。」

「キングの良いところって、設定や解明や仕掛けではなくて、意味のわからないことが起きた時、人がどう反応するか描くのが死ぬほど上手いところなんです。アメリカの片田舎で暮らす、平凡な、ちょっと不幸な人の、傷ついた魂の救われ方が良いんですよ。」

「そういえば夫に「もしさ、世界に誰もいなくなって自分一人だけになった時に作品作る?」と聞かれて「作るよ。」って答えたらびっくりしてた。えっ誰にも評価されないのに?って。…そうなんだよね…自分でも変だと思うけど、寝るとか食べるとかと同じレベルで「作る」がある… 大学時代に教室で友達と

二人で話してたら教授がフラッと来て「君達はさ、何のために作品作ってるの?どうして作品作る?」って聞かれたことがあって。友達は「作ったやつを他人に見てもらって…面白いって思ってほしいから」と答えて、私は「自分の健康のためです」って答えてたの思い出した。

もちろん生活があるので売れることや評価されることはありがたいしそうでなければ苦しいのだけど、根本的な部分はこれなんだよな… 多分幼稚園の頃から自分で自分の精神を安定させる方法は何か作ったり描いたりすることだってなんとなく気付いてた。

たまたま私の場合は精神が安定するものがものを作ることだけれど、これは人によってそれぞれで自分が心地よくガッツリ集中できるものなら何だって良いはず。そういうもの一つでも見つけておくと、生きていく上でかなり心強いなぁと実感してます。」

「>ホモ弁はわからんぬがコンビニはある程度一巡すると
>もう店に置いてある何を食ってもMPが削れていく気がするんぬ…
これすっげえ分かる…
どういうわけか何を食っても同じ味に感じるんだよな…
同じ味ではないはずなのに全部同じ味に感じる」

「十代の物書きマジで書けるだけ小説書いておいた方がイイ。私、「貴方にしか表現できないものがある」に対しては懐疑的だけど、「その年代でしか表現できないものがある」に対しては同意しかないので。ぶつけられるものがある時ぶつけよう。十代過ぎてから書く十代は、心の何処かでストッパーがかかる。」

「表現や創作で他者に干渉したいかどうか、というのがあって、私は特に干渉する気がないから「書くことは伝えること」とか「届けたいことがなければ書かれることはない」とか言われるとちょっとしんどい。私は残したいだけなので。」

以上。