ニュース系より、白土三平の訃報。享年89で、20年ほど前から漁師をしていたとか。どうぞ安らかに。『カムイ伝』を途中の1冊読んだ程度で、白土三平の漫画はほぼ触れていないものの、影響力の大きさは計り知れないというくらいは想像がつく。
某所より。
「新しい中央公論に面白い記事が載っていた。ハードボイルドの魅力は究極の独りを生きていることであり、そのために必要なのは気取ったせりふや酒ではなく、衣食住のメンテを部下や女に頼らずこなせるスキルだった（そして橋本治という作家は実にハードボイルドな人だった、と）。」
あー、柚木草平シリーズがハードボイルドと呼ばれる理由、今までピンとこなかったけど、そういう視点で見るなら確かにハードボイルドだ。趣味は洗濯。樋口有介の書く男性主人公は、おおむね自活能力が高い。
「「生きづらさ」をテーマにした歌や映画、ドラマは多くあるけど、ぎゅんぎゅん共感しながら見てて、最終的な解決の道が「恋愛」または「他者から愛されること」だったとき、突然手を離されたような気持ちになるので、なんかこう、もっと、一人でも幸せだと言ってくれる作品増えて、という気持ちがある。」
