嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-11-02

東京創元社のサイトより。
「2021年10月末、作家・樋口有介氏がご自宅にて逝去されました。代表作は『ぼくと、ぼくらの夏』『風少女』などの青春ミステリ、『彼女はたぶん魔法を使う』にはじまる〈柚木草平シリーズ〉などがあります。
 
近年は沖縄に移住し、精力的に執筆をこなしていました。コロナ禍でここ最近はお伺いすることはできませんでしたが、尾道を舞台とした青春ミステリの構想や、〈柚木草平シリーズ〉の完結編の構想を進めている段階でした。非常に残念でなりません。
 
謹んでご冥福をお祈り致します。」
1950年生まれなのでやがてそういうこともと想像していたけれど、もっともっと本を出してほしかった。どうぞ安らかに。数年前の栃木かどこかの講演会は遠くて行けなかったけど、去年か一昨年の「週刊新潮」だったか、インタビューが載った号は買っておけば良かった。『彼女はたぶん魔法を使う』の文庫本を読んで以来、長年のファンでした。

「立ち食いそばは天ぷらや蕎麦にこだわればこだわるほど「…これなら普通の蕎麦屋に行けばいいんじゃ」と思ってしまうので、適度に安さと早さを重視してほしいし、店の親父は適度に無愛想でいてほしい。」