嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-03-29

某所より。
「人は10代のときに見た漫画とアニメを親と思ってずっとついていく習性があります。」
自覚は薄かったが、スラップスティックとシリアスが混ざったSFなどを、大野安之の『That’s!イズミコ』越しに見てる感覚があるやも。

某所より。
「日常的なことほど史料に残りにくい。そして特異なことほど史料に残る。
昔、私が大学院生の頃、とある老先生が例え話として「未来の歴史学者が小学生の作文を史料にしたら、20世紀の日本の小学校では遠足と運動会ばかりしていたと思うだろう」とおっしゃってたのが印象に残ってます。」
どこでだったか、「パンの焼き方は歴史書に書かれない」(大意)と見かけたような。今は、大概の事柄がグーグル検索に引っかかるし、出てこないことを探すほうが大変だろう。出てきたことが正しいとは限らないのも面倒ではある。

「『おかずのクッキング』最終号が凄い。「お料理しようと思って立ち上がるには、少し力が必要です」「でも立ち上がらないと死にますから、どうぞ立ち上がってください」「お料理という行為を信じてください」これは献立という名の哲学書だ。全ての炊事人に捧げられた詩集、箴言集、檄文集だ。」