嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-10-26

入口に今日の定食が張り出される店、かれこれ5年ぶりに生姜焼き定食と遭遇。5年前に初めて利用したときは夏で、カウンター席で、テレビは甲子園だった。再び同じメニューに巡り合うまで、まさか5年も経過するとは思ってもみなかった。

某所より。
「「これは何々の作品のオマージュだ!」なんて鑑賞はコンテンツ消費しすぎて構造でしかみれなくなった不感症者達のかなしい喜びで、本当はみんなキャラの生死を現実のそれのようにハラハラして見守っていたあの頃に戻りたいんだ」
言葉で遊ぶなんて性的不能者のやることだ、という森泉音彦の台詞を思い出す。言ったかな、鮎村尋美は間違いなく言ったはず。メタ視点抜きで鑑賞を楽しむには、頭を空っぽにしないといけなくて、そうするためには工夫が要る。工夫が要るようになってしまった。修行が足りない。

某所より。
「パパの書斎で見つけるのもVHSじゃなくてyoutubeの再生履歴の時代だ」
You Tubeの再生履歴ならまだいいんじゃないかな、まだいいんじゃないかな。

「重要なシーンだけを切り取って圧縮されるのは映画や漫画だけではない、脳は重要だと判断した記憶しか保持しない、脳は編集装置である」