嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-03-01

先日、今から20年前のネットの思い出というのが話題になっていたので、ローカル保存してあったいくつかを眺めてみる。おねSSこんぺが開催されて、電撃オンラインの「「真月譚 月姫」プロモーション上映会開催!」もある。短編小説が2編、フォーマットから察するに作者は同じと思われるものの、試みに検索しても出てこない。
「                         「煙管(きせる)」

 婆ちゃんが死んだ。

(中略)

 あたしは煙管を握り締め、自分の脳天を思い切り叩いてみた。眼がチカチカして涙が出た。なんだかこれが一番似合うような気がした。」
「                         「アサリ」

「ねえ、親指をたててみてよ」

 僕らは先を争って玄関に向かい、急いで靴を履いた。」
作者不明、ページのリンクは切れていて手がかり無し。いずれHDDと共に消えていくのだろう。

「子どもの頃の親と行くディズニーランドで閉園時間までいたとき帰りの車の後部座席で感じた夢でも現実でもないような変な気持ち悪さと心地よさが混ざった感覚とチカチカ流れていく高速道路の灯りって一生忘れないと思う。」