嘘の息子覚書控え

本家の控え

2019-03-12

某所より。
「中学生の頃にレンタルビデオショップが近所にできて、観たい映画を観たいときに観ることができることに感動し、大学に入って、近所のレンタルビデオ屋の会員になって、ちょっと大人になったような気がしたのを思い出します。
 ネット配信が当たり前の時代に生まれた人たちは、これから、どんなことを体験していくのだろうか。」
レンタルビデオショップが出来る前、とある喫茶店に壁を埋め尽くすようなビデオテープの山があって、それが全てテレビ放送した映画を録画したもので、これで店に通うのが楽しみだ云々……といった話を聞かされたのは、もう何十年前のことになるかなあ。昭和の終盤なのは間違いなく、まだビデオデッキを買うために秋葉原まで行く意味があった頃だったか。今だと、『リング』は、魔導書を読んだら悪魔召喚、と大差ないかもなあ。

「少量を服用するだけで水も食料も必要としない体になり、一瞬にして深い睡眠に入ることができ、寝ている間は老いることもなく美しさを保つ。そんな人類の夢みたいな薬を発明しておきながらそれを『毒』と名付けリンゴに混ぜて白雪姫に食わせた魔女、使い道さえ間違っていなければ完全に偉人。」