嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-01-05

映画『天気の子』の最後の台詞、「大丈夫」にまつわる考察。そもそも大丈夫な状況ではないのに大丈夫と言ってるのだから、額面通りに聞く必要はない。そういう意味で「大丈夫」と言えば、『エル・カザド』第8話「嘘つく女」を連想。もっと深刻な例を挙げるなら……いつ読んだのだったか、新聞のコラムだったかな、「大丈夫ではない時こそ、「大丈夫よ」とずっと言い続けて、乗り切ってきたのだ」(大意)という、母親にまつわる辛い内容を思い出す。つまり、この場合の「大丈夫」はナディが言うところのwhite lieであり、気休め、思いやり、あるいは祈りの言葉でもあるのだろう。

あー、WOWOWアニメ『BOYS BE…』のオープニングテーマ、前田亜季の「だいじょうぶ」が聞きたくなってきた。「何が襲いかかっても 責め立てても 私たちはだいじょうぶ」という歌詞は、『天気の子』に流用しても通じそうだ。

「(超人機メタルダー
オリンピック時期になると思い出すんだよ
バーロックの話
「俺は自分の卑劣さを恥じ…目茶目茶に荒れた!!
だからネロスに腕は売ったが卑怯な手は絶対使いたくないんだ!」
の重さはいい歳になるほど分かる気がする」