嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-03-23

枝垂れ桜をもう一度見物、今度は満開だった。以前は介護施設の送迎車が訪れたりもしてたけど、新型コロナウイルスの影響だろうか、今日は見かけなかった。

ふの付く某所より、ライトノベルに寄せて。
「>シャープエッジ…
あれは本当に凄い
空気の湿度や温度まで文章で感じさせるのはマジで天才だとリアルタイムのガキだった俺でも思った
そのぶん2巻以降がううん?すぎて多分応募作入魂タイプだったんだなって」
小説でも漫画でも、新人賞の応募は完結作でありながら人気が出たなら続編を求められるという二律背反。だから、作文作画に加えて、ある種の特殊技能の持ち主が生き延びられる、と。たとえば、乙一がデビュー作で受賞直後に『夏と花火と私の死体』の続編を求められていたらどうなっていたのだろう。案外、傑作が飛び出していたかもしれない。

ビアスの言で面白いと思ったのは、「戦争が行われている時、同時代人は実は何も知ることができない。特に戦場にいる兵士こそ自分が何をしているか全然わからない。後になって種々の資料もつき合わせながら『ああ、そうだったのか』と初めてわかる。故に武勇伝とか語る連中は全員ホラ吹き」みたいなの。」