嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-04-16

新型コロナウイルスのワクチン集団接種会場跡地、照明の消された広いブースが、ただそこにあるだけ。元から人通りの少ないブロックだったのでうら寂しい。

某所より。
「昔うちの親父が足利惇氏先生に「京大の梵文って学生来るんですか」と尋ねたところ、「失礼なことを言うね君は。二年に一人は来ますよ」というお答えだったそうで、なんというかそういう感覚が大学の伝統に息づいていてほしいというかなくなってほしくないというか、今ふと思った。」
確か、『天才柳澤教授の生活』の初期の方で、それぞれ英文学とコンピュータ関連だったかな、受講する学生が1人しかいない話が2度あった覚えが。四行詩と定年退職だあったかな。試みに検索してみると……『天才柳沢教授の生活』は2013年以降「モーニング」で休載中とある。気の長い話。

認知症の講習。講師の人がなんとも言えない表情をしながら、「体力は衰えるでしょ?気力も衰える。でもプライドだけは絶対衰えないんですよ、人間は。どんな状態でも」と言っていたのが印象的だったな。その辺に人間の栄光も悲惨さもあるんですわ、と言わんばかりの表情をしてた。苦労したんだろうな…」