嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-04-23

BSプレミアム吉岡秀隆金田一耕助役の「犬神家の一族」、前編。1976年の石坂浩二主演映画と間違い探しみたいに見るのは、仕方ない。

某所より。
「「絵が好きなわけではないと気づいた」という美大生が奢りにきたので、くわしく聞いてみたら、「絵だけが人生だと思って進学した」「だけど、それはただ『絵を描くキャラ』がクラスの中のじぶんのアイデンティティになっていただけ」「絵を描くのが当たり前の場所にきたら、虚無になった」と言っていて。

人と関わるための芸術と、人と関わらないでいる免罪符としての芸術と、目的はないのにどうしても辞められない芸術があるよな、と思うなどした。」
この前、「教室での読書は威圧と祈り」みたいな話を見かけたけど、位置取りのための読書という生徒/学生もいたのかなあ。いたのだろうなあ、威圧ではなく情報発信目当てとか。

「私の祖母はほんもののお嬢だったので、孫の私に「ほんとは子供嫌いなのよね」などと言えてしまう少し変わった人だった。
嫌いなのに7人産んで、1人を1歳の時に赤痢で亡くし、祖母が亡くなる直前にその子の靴をずっと隠し持っていたのを出して「一緒に燃やしてほしい」と頼んだ」