嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-07-15

某所より。
「ビデオがない世界から、ビデオがある世界へ。
これがいかに大きなものだったか、というのは何か形にして後世に伝えねばならぬ。一期一会だったものが、繰り返し手元で観られるようになるのって、大事件。」
映画は映画館で観るものという固定観念の破壊がまず思い浮かぶ。ビデオテープの山脈を見て、もう映画を観るのに困らない、と聞いたのは何年前だったか……。ダビングも当たり前のように行われて、ある時期までの昭和のアニメ誌(平成では流石に無くなってたと思うが未確認)は「◯◯◯の第◯◯話希望」みたいな投稿コーナーがあったのも隔世の感。他方、再生数に比例して画質音質が劣化するものだから、コピーにコピーを重ねた劣化版も存在したが、これもデジタルコピーの時代からすると奇妙に思えるだろう。フィルムの雨降りも今では死語かな。

「インターネットには自分より詳しい人、愛がある人、頭いい人、時間かけられる人、文章が上手い人などなど、すごい人が絶対にいるけど、まあ、書きたい、書くべきと思ったら、出来る範囲で精一杯やって世に出すんだわな。恥をかくのも人生の醍醐味よ。私、恥の多い生涯を送って来ました……。」