嘘の息子覚書控え

本家の控え

2019-05-29

NHKラジオの「すっぴん!」、今日は担当の能町みね子がスポーツコーナーで大相撲5月場所の総括。kさんは聞けたかな?

某所より。
「僕はレベル5と呼んでいるのだが、素人は圧倒できるが専門家からは一瞥して話にならない、と扱われる人々や言説がある。専門家用の教育を受ければレベル20にはすぐになるから独学の悲劇なんだが、専門外でレベル5をしている人のきついところは、たぶん専門でもレベルが認識できないと推認されるところ。」
才能がありながら、貧しくて進学できなかった少年が、何十年後か恩師と再開した折に、連立方程式の解き方を独力で発見したと告げる……と言う、故石井氏が繰り返し持ち出したエピソードを思い出す。前に何処かで、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』に登場するエピソードだと目にしたような気がするけれど、生憎、未確認。

「コンテンツを「自分の好きなもの」と捉えるか「他者や世間とのコミュニケーションの媒介手段」と捉えるかという二つの極がある。後者の極に寄っている人にとってコンテンツは、「世間で話題に上らなくなった時点で、媒介手段としての役目を果たせなくなった、つまりオワコン」なのだ」

2019-05-28

今月はコーヒー豆を切らして、いつもの珈琲屋へ行くことも出来ず、それこそ何年かぶりに市販品の豆を購入したのだった。事情が事情なので、これくらいは仕方ないかな、という味覚の妥協。

某所より。
ポール・ヴァレリーは「文学とは機転が利かない人間が一矢報いる場である」と云ったそうだ。云ってみれば文学は「その場で云えなかったことば」の集積である。だからある種の人間にとっては、文学そのものが「気持ち悪い」ものであるのはしょうがないことだと思う。」
言えなかった思いが胸にもどかしくつっかえるので歌にする、とあったのは伸たまきのパームシリーズ『星の歴史 殺人衝動』のどこかだったかなあ。文学だったり歌だったり芸術だったり。

「人間は必ず嘘をつく。どんな人格者であってもだ。 「自分をよく見せるための虚栄の嘘」 「人を陥れるための嘘」 「人を傷つけぬための気遣いの嘘」 「自分を騙す自己欺瞞の嘘」 「自己保身の嘘」には、その下に、 「嘘という自覚のある嘘」と、 「嘘の自覚なき嘘」というのががある。 人間不信になりそうだが、そうなりたくなければ、 人を信じようとしてはいけない。 むしろ人を理解しようとすべきだ。」

2019-05-27

某板にて、デビュー当時の菊地秀行夢枕獏西村寿行の影響を受けていた、という話題を目にする。手元にある西村寿行の本は『癌病船』シリーズだけで、夢枕獏の方は分からないけれど、菊地秀行は似ていたかなあと首を傾げる。が、ものは試し、図書館で西村寿行を借りてみよう……と、西村寿行の中では後期(1994年4月初版)となる『鬼の都』をパラパラと。うわっ、読みやすい。もとい、文体に見覚えがあって初見なのに読み慣れてる感じすらある。あー、確かに、『魔界行』の頃の文体だ。納得。
で、長編ハード・バイオレンス小説という触れ込みの『鬼の都』。雰囲気は楽しめるものの、連続猟奇事件にまつわる起承転結とか放り出したような幕切れに、半ば呆然。この辺りも、ある意味、菊地秀行が踏襲していると言えるかもしれない。物語を終わらせるって難しい。

「「一生応援します!」と手紙をくれていた人が、気づけば他の人推しになっていた…なんてのはザラにある事で(笑)だから「一生」という言葉には何の説得力も感じないのだけれど、その瞬間「永遠」を感じてくれた事が真実であるならば、そこにはとてつもない価値があると思うんですよね。」

2019-05-26

センチメンタルグラフティ』20周年ツイキャスの最終回。5月いっぱいで公式ブログを含めた諸々も終了とのこと。大倉らいただったかな、寄せられたコメントを読んだのが博多だったので、『センチメンタルグラフティ2』の発売延期の告知もラジオでは博多だったのを思い出した。

大相撲の千秋楽、来日したアメリカのトランプ大統領が、2階正面の貴賓席ではなく、1階正面のマス席に椅子を仕立てて観戦という、今までお目にかかったことのない映像。親方衆よりも巨漢の来賓というのも珍しかった。

「勘違いしている人も多いと思いますが、大人の演技ができる人を大人と呼んでるだけで、実は全員、中の人は、わがままで、感情的で、野蛮で、自堕落な子供なんですよ。そういう困ったちゃんを大人の仮面で隠しているだけの話。そこがわかってないと対人関係でひどい目にあったりします。

大人の仮面は強いストレスにさらされた時に剥がれ落ち、子供に戻っちゃうわけです。しかも子供よりタチが悪いことに屁理屈と悪知恵と腕力という武器を持っています。私にはその自覚がありますが、仮面をかぶり続けること自体ストレスなので、コントロールするのは大変です。」

2019-05-25

数日前に更新通知が来ていたFirefoxを67.0にアップデート。心配していたタブの多段表示が効くままだったので一安心。拡張機能の管理で、アドオンの1つ1つに「プライベートウィンドウでも有効」の但し書きが付くようになったのが、66以前との見た目での違い。

今月9日のNHKラジオで文学フリマの話題があって、当初は数回で終了するだろうと思っていたら予想外に人気を博したので今まで続いてる、という運営側のコメント。当初の数回だった秋葉原会場での記憶はあるけれど、最近の東京流通センター開催には足を運んでいない。いろいろと変わったのかなあ。

午後の明るい時間に初期微動抜きの突き上げるような地震。体感の割りには震度が小さめだったようで、落下物もほとんど無かった。

名古屋へ旅立った。GWの混雑に懲りて、今回は指定席を確実に。

「私たちは、必ず目覚めるという、妙な確信を持って毎晩眠りにつくけれど、それも考えてみると不思議な話ではある。そんな保証はどこにもないのだ。もしかしすると、死につつある人も同じなのかもしれない。死の自覚など無く、ただ、ああ眠い、まぶたが重い、としか感じていないのかもしれない。」

2019-05-24

BSプレミアムの「大富豪同心」第3回は(原作小説で2巻の)天狗の神隠し。今までの2回で匂わせていた、とにもかくにも軽い雰囲気の原作との違いを、この回で決定的に打ち出される。もうこうなると原作とは別物だと割り切って見た方が精神的に良いだろうなあ。犯人の人情ドラマは重苦しくなって、主人公は幼少時の秘密まで抱え込んでるという設定を出されてしまった。軽い調子を期待して見ていたけれど、どうやら、ドラマはそういう方向に進みそうもない。

ホームセンターでベニカXファインスプレーの950ml購入。ベニカXスプレーという商品もあるので、気を付けて。プランターミニトマトとキュウリに吹きかけ、これで1ヶ月くらい効果が持続するらしい。注意書きを見ると、ボケには使用しないとある。そういうものなのか。

ミニトマトを挿し芽にしたポット、片方の芽が萎れてしまった。大きめの脇芽を選んで、数日前までは元気そうだったのに、何が悪かったのだろう。半日向に引っ込めておいて、何かがぶつかりでもしたのかな。

「本や漫画やアニメってなんていうか「読む・見るべきタイミング」ってあるのでそこを逃すと楽しめないこともあるよねぇ。」

2019-05-23

sleipnirを4.6.7.4000にアップデート。起動が早くなったという話だけれど、体感では大差ないような。

某所にて、佐々木丸美の話題を見かけて、そう言えば前にZから借りて読んだような……と、それらしきキーワードで検索してみたところ、思い違いで逢坂剛の『水中眼鏡(ゴーグル)の女』だった。どこで勘違いしたのだろう。佐々木丸美の本も読んだかもしれないけれど、検索で登場した題名やあらすじに記憶が無い。Zが読んだのは大学の頃だろうかと推測。

某所より。
「80年代の女子たちにヤンキーものが受けたのも、70年代の女子たちに「ポーの一族」「はみだしっ子」が響いたのも、90年代末に「フルバ」が受けたのも、「居場所」の問題が大きく関わっているのだろうと思います。」
少女漫画は今も昔も居場所探しの物語という意見、かなり前にどこか(雑誌だった気がする。でもネットかもしれない)で見かけたものの、さすがにそろそろ違うステージに差し掛かっているのでは。21世紀で礼和だ。

「仕事上サウジの人と話す機会があるけど
奥さんは4人貰うの?って聞いたら
あんなの2人も要らない…ってぼやいてた
まぁ今となってはド田舎の風習だそうで」