嘘の息子覚書控え

本家の控え

2019-06-14

NHKラジオの「すっぴん!」、「春日太一の金曜映画劇場」では、初のアニメ映画を取り上げる。『劇場版イデオン 接触編・発動篇』。映画を紹介するコーナーなので、TV版については触れず、いかに衝撃的な内容か、衝撃的なラストかを、分かりやすく……は内容的に無理があるので……熱意を込めて語っていた。接触編の冒頭を、「地球人が侵略される話なんだけど、普通なら地球人の生活から始めるところを、異星人の視点の方から始めるのが斬新」(大意)のように説明していたけれど、はて、TV版の第1話冒頭ってどの場面からだったかな。「お互いに侵略者みたいなもの」「後に引けなくなって、全滅すると分かってても戦いを続ける」「最後に感動的な救いが用意されている」といった説明で、映画を見ていない聴取者に、どこまでイデオンの面白さが伝わったやら。でも、これを機会に『伝説巨神イデオン』を知って、見始める人もきっといるだろう。そのうちの何人かにとっては、きっと忘れられない映画となるだろう。

「亡くなった田辺聖子さんといえば「人間の最上の徳は、人に対して上機嫌で接すること」と仰ってた。なかなか難しいんだな、これが。」