嘘の息子覚書控え

本家の控え

2020-09-30

「非日常な生活を送るMADLAXの日常と日常的な生活を送るマーガレットの非日常が重なっていくのが面白い」

「「世間ではボロカスな評価されてる作品だけど俺は好き!」ってのも二種類あり、「駄目なのは承知の上でそれでも愛せる、の好き」と「駄目とは全く思っておらず心から名作だと信じている、の好き」で全然ニュアンスが変わってくるし時にはこの二者で悲しい争いが発生してしまう」

「(TEXHNOLYZE
あのどうしようもない世界の終わりで
様々なものを失いつつ
主人公がささやかな何かを見出し心穏やかに散っていく的な」

「誰かが言ってたスポーツニュースをハシゴする話を最近よく思い出す
「どこかで勝ってないかなー」って台詞が印象的だった」

「性的なアピールで籠絡するのが色仕掛けなら、「こっちの味方につけばこのかっこいいロボに乗れるぞう」などと誘惑するのは機械仕掛けになるのではないか」

「助けを求める力は単に声をかけるだけじゃなくて自分が今何に困っているか説明できる力も含みます。大人も子供もそこを甘くみちゃだめ。できない子はほんとにできなくてお互い途方に暮れるの。」

「価値観なんか人それぞれだけど、もし「本は捨ててもまた買える」と思ってるなら、昨今はそうでもないですよ、ってことだけは声を大にして言いたい。また買えるのは重版を繰り返す大ヒット作品だけで、「そこまで売れてないけど好きな本」とかだと、もう出会えない確率も結構あります。」

「会場を練り歩いて全然チェックしてなかったサークルに目を奪われてぇんだ…」

「英雄は死ぬことで完成されるからな…」

「「価値観をアップデート」って表現、割と俺は嫌いじゃないんですよね。「なんでアップデートなんかしやがったんだよ畜生、改悪じゃねーか」的なITあるあるを感じさせて。」

「更に自分スタンダード人間は往々にして自己が全てなので、言い方が不快だと伝えても「私は不快じゃない」から理解できず、「それが悪いとは言ってない」のに「不快になる方がおかしい」と処理され、実際本人も悪気はないのでただただコミュニケーションが不快なだけっていう救いのない存在が生まれる…」

「イベントが無くても通販すればって意見は10年以上前からあるけど
自宅で観れるのにコンサートもスポーツ観戦も無くならないし集合場所があるのは大事なのだ」

「調査の難しさというのは「そのジャンルの資料を全部追う」だけでは突き崩せないところがあることだと思う。一見関係なさそうなところとか主流から外れてるところにヒントがあったときはだいたいこんなもん分かるかボケみたいな気分になる」

シスプリのクラファンを見ていて思ったこと。
センチの場合、版権を持っていない声優陣の主導でしかもAll-in方式でだったということに今更ながらその異常さに体が震える。」

「こうやって文章をパソコンで書いてばかりいると、ついつい自分の手書き文字がヒラギノ角ゴシックだったように錯覚してしまい、文章を手書きしたときに字が汚すぎてビビる」

「湯治に行って効能表に「人生」がある温泉に浸かりたい」

「ジャンルがきちんと自前で評論家を育ててほしいと思うのは、そうでないと、どうしても他ジャンルの評論家が、自分のところの視点から見た歴史を語り(その意図はなくても、どうしても)「歴史的植民地化」(という言い方が正しいのかわからないが)が行われてしまうからである……。」

ホーンブロワーの作者フォレスターの『鬼将軍』って小説で
主人公の邸宅を実質的に支配している無茶苦茶に恐い40代メイド長が出てくるんだけど
戦争がはじまって終わるまでに妊娠したけど相手の兵士の名前を絶対に言わないのなんか興奮した」

「同業者や玄人筋からの評価は高いけど数字が評判に追いついて来ない作家を盛り立てる仕組みがないから、今のところそういう人が病むか、消えるか、作風を魔改造するかしかないの悲しいよね……みたいな話でもある。」

「ククク、生憎だったな小僧。お前のようなミリヲタ高校生がいつも学校がテロリストに占拠される妄想をしているように、俺達テロリストもいつも学校を占拠する妄想をしていたんだよ!」

「物心つく前は、目に入る文章の全てが面白くて(とは言え、子供向けの本や新聞ばかりだったのだけれど)、辞典や、図鑑の保護者向けページまで夢中になって何でも読んでいたので、人生で初めて面白くない本というものに出会った時はびっくりしたなあ。つまらないという概念が芽生えてしまった瞬間。」

「ディスってるんじゃなくて「読書は暗闇のなかで読者と作家が手探りで握手をするもの」という小林秀雄の言葉に倣うと
俺は村上春樹と握手できる素養は全くないな…と思わされる」

「中学生の妄想を見れるものにするのがプロの仕事というものではないか…?」

以上。