嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-01-12

ふと栗本薫の『鬼面の研究』が読みたくなり、本の山の下の方から苦労して文庫本を引っ張り出す。栗本薫で最初に読んだのはこの本だと思ったが、あるいは『猫目石』かもしれない。もしも伊集院大介シリーズの最初である『弦の聖域』から読んでいたら、おそらくもっとずっと長い間この作者の次の本を手に取ろうとは思わなかっただろう。短編集や『優しい密室』を楽しく読んで、後から『弦の聖域』にも手を付けてみたものの、ただ読んだというだけで内容はほとんど覚えていない。その後、『天狼星』に首を傾げて、『天狼星 II』で遠ざかり、『伊集院大介の新冒険』をちょっと読んだくらい、だろうか。『鬼面の研究』は一気に再読して睡眠不足になってしまった。

冬コミに関して、「コミケもコミック1になってしまった」とか「午後2時以後のコミケが終始続く」といった意見を見ると、仮に夏コミ開催でも申し込みサークル数は減るのでは。

「>かがみあきら
漫画家としてヒット作があるわけじゃないのに漫画表現としてのキャラ造形や塗りのフォロワーを山ほど生んだのは面白い
いままで漠然としていた二次元の「かわいい」の一つの形を現実にしたみたいな印象の人」