嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-10-07

津原泰水の訃報を受けて、本を読み返してみようと本棚を眺めてみると、いわゆる白津原ばかりかな、偏ってる。『たまさか人形堂物語』は、Zが簡単な手術入院をした時、退屈しのぎ用にと持ち込んだ中の1冊だった。
試みに検索してみると……。
「2019年、東京創元社「Webミステリーズ!」にて、第3作『ルピナス探偵団の情熱』(以下『情熱』)が開始した。 」
おおっと、知らなかった。いつか、1冊にまとまるだろうか、読んでみたい。

某所より。
「いきなり2022年9月以前にイラストを投稿しているかどうかがAIとの明確な境界になる世界になってしまった」
AIで小説を書こう!という触れ込みのAIのべりすと、一時期は利用して書きましたという投稿が小説家になろうでも散見されたけど、今はそれほどでもない……かな。詰まった箇所をお任せして続きを書く弾みを付ける、なんて利用法を見かけたが、最初から最後まで通してAIのべりすとという作品もあるのだろうか。

「作家が評論家に期待するものとして、市場的価値では拾い切れていない作品の価値側面(パースペクティブ)を提案し、追及することである。大げさにいえば、市場的価値一元化からの防波堤だ。」