嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-06-22

発売日前に立ち寄ってしまった書店、もう一度寄ってみたら、今度は石川博品の『冬にそむく』が置かれていたので購入。意欲がある間にと思って一気に読み通す。このところ、web連載からの書籍化が続いていたので、事前情報がほとんど無いまま読み始めたのは久しぶり。真冬の北海道並に寒そうな異常気象でも制服のシンボルは強いとか、動物の死ぬ場面でコミカライズ版が「コミックヴァルキリー」連載中の『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』を連想とか、そう言えば『明日の狩りの詞の』はハンティングの話だったけど続編を数年後に企画という話題はどうなったのだろうとか、この本は主人公視点で進むけど文中に「彼」とも書かれるんだなとか、ガガガ文庫だから攻めてる作家もいるだろうに濡れ場は書かないんだなとか、いろいろ人生辛いけど可愛い彼女と頑張ろうという明るい結末に持っていったんだなとか、思考はあっちに行ったりこっちに行ったり。

「前にクソゲーレビューで「このゲームやってるより猫と遊んでる方が楽しい」っての見た事あるけど
「このゲームは猫と遊ぶより楽しいです!」と言い切れるゲームってかなり凄いよな…と思ったよ」