嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-10-07

ニュース系より、すぎやまこういちの訃報。90歳だとか。以下、某所より。
すぎやまこういち先生と言えば代表作が『ドラクエ』なのは論を待たないところだろうが、僕にとっては『ジーザス』の神曲を作曲された方である。
いまだ『ジーザス』は音を使ったアドベンチャでは、尊敬するブライアンの『LOOM』と並ぶ大傑作だと思っている。もう最終決戦の盛り上がりったらね…」
あー、『ドラゴンクエスト』や『伝説巨神イデオン』の話題も多かったけど、そうか、『ジーザス』の音楽の人だったのか。リドリー・スコット監督の映画『エイリアン』は、ギーガーがデザインした(攻撃的な)異星人が爆発的な人気で、あちこちに影響を与えた……と言うか、よく似たモンスターが登場したものだけど、音で倒すというコンセプトはひょっとして今に至るも唯一無二なのでは。他の古いパソコンゲームだと、『ウイングマン』も担当だったとか。どうぞ安らかに。

夜中に大きめの地震。震央がポートタワーや県立美術館の辺りだったらしい。ガスが止まるかと思ったけど、そこまでは揺れなかった。本が落下するのはどうしても避けられない。

「1999年以降、ずっと晩年を生きている。」

2021-10-06

『見える子ちゃん』、新番組。Twitter発からの商業漫画のアニメ化、らしい。原作未読。元になるエピソードが短いので、それを繋げていくアニメはテンポが悪くなる、かも。

ふの付く某所より。
「>男にする事でまだ愛が続くか真の百合を試すんだよ
じつは百合もの/BLものだと「異性になっても大好き」はド定番シチュエーションのひとつ
二次創作ではポピュラーとさえいえる」
栗本薫が『グイン・サーガ』のケイロニア編で同じような試しを持ち出していたのを思い出した。もっとも、切り出された側が両性愛者だったので、厳密に一緒とは言い難い、かな。

Sleipnir4の方で本家関連に投稿の不具合。Firefoxでは平気なので、全てFirefoxに任せれば……とはいかないのが辛いところ。それぞれに一長一短、適材適所、完璧ではないのが悩ましい。しばらくジタバタしている内に、パッチが更新されていたのを発見して実行。幸いにもSleipnirでの使い勝手が元通りになった。めでたしめでたし。

ほぼ1年ぶりに緑化公園で銀杏。去年と違って芙蓉が話題に上らないのは、天候が違ったからだろうか。銀杏は大粒で大いに臭い。

「新鮮な悲鳴はどのジャンルでも旨い」

2021-10-05

BSプレミアムの『ウルトラQ』4K放送、昨夜の「あけてくれ!」で最終回。SF作家役の天本英世がくわえ煙草で歩いていたけど、あれで30代くらいかな? 列車の窓に幼かった娘が映るシーン、みんなで国旗を振っているところが出征の場面だとは即座に気付けなかった。来週からは、日曜の朝にやっている『ウルトラセブン』4K放送の再放送枠になるそうで、いきなり29話から……とならないように、週末から3夜かけて29話までを一挙放送するのだとか。何もそこまで思いきらなくても。

某所より。
「「武器を使う」ことの最大のリスクの一つは「武器を奪われること」」
手裏剣がヘンテコな形をして投げづらいように出来ているのは、投げた後に投げ返されても上手く命中できないようにするため……という理屈をどこかで見た気がする。防具なら余計な刺激をしない、だと『ホーリーランド』か。

カーネギーの著書で「アドリブでおもろいこと言えない口下手のままで良い。人前でしゃべんなきゃいけないときは前もって準備しときゃ何とかなる」的なことが書かれてて、「なるほど、おもろくないままでええんや」という悟りを得られたのでカーネギーには個人的に感謝している」

2021-10-04

コバルト文庫の『ルパン三世 カリオストロの城』が見つからないかと本棚を捜索してみたものの、やはり無いようだ。代わりに、双葉文庫のルパンの小説が出てきたので、樋口明雄が書いた何編かをパラパラと。うーむ、五エ門と不二子が出てこない。ルパンと次元と銭形で話を回す展開、もうすぐ始まるルパンのPART6でも繰り広げられるのだろうか。それとも、多少はファンサービスを意識するのだろうか。富士見ファンタジア文庫の『ハイスクール重機動作戦』のシリーズは頑張ってたし、ログアウト冒険文庫の『赤い夕陽の快男児―白狼伝』もマニアックな路線を攻めていたし。

某所より、東京大江戸博物館で見つけた錦絵制作現場の絵が、女体化されているという話題。以前、水田美術館で見かけた錦絵制作現場の女体化は3人体制だったかな。それはそうだ、あれ1枚きりということはないな。

「『カリ城』の笑い所は、初対面の人物が会話を始めると、テンポがもたつくのを排したかったのか、どちらか一方を強制的に失神させる点だろう。気丈なクラリスが車の幅寄せ程度で失神、加えて頑丈なルパンが切り株が当たって失神。演出家はこれくらい図々しくないとやっていけない。」

2021-10-03

アニメ化50周年記念ということで『ルパン三世 カリオストロの城』が劇場公開中だそうだけど、BS12でも夜に放送。見始めたのは、北の塔で「不二子、ロープだ」の場面から。大司教が抜け道を通る場面、昔はカットされてたなあ。大司教が城に到着する場面、ジョドーが十字を切っていて、脚本の山崎晴哉がコバルト文庫から出したノベライズでは「暗殺者のカゲたちは信心深い」みたいに書かれていたのを思い出した。もっと前の場面、カゲたちの襲撃から逃げおおせた場面では、「俺たち都会派に欠けてるのはこのド根性だからな」とあったかな。ノベライズは処分してしまったようなので確認が取れない。ラストの別れの場面、ノベライズでは気を回した銭形がわざと車を停めさせ、(さっさと済ませろルパン)とやきもきする一幕もあったはず。あとがきでは、船上でのクラリスとの再会……のような顛末や、過去のポエムもあったような。また読んでみたい。

山崎晴哉の小説だと、今はなきスーパーファンタジー文庫で4巻ほど続いた『王国物語』が懐かしい。主人公は隻腕になるのだったかな。

「今なら特機隊や首都警も「けるべくん」みたいなゆるキャラ運用してる」

2021-10-02

デスクトップを起動して、テキストファイルを開いても書き込めない、ブラウザを開いても入力できない……と、これは昨日の話。再起動しても直らなくて、キータッチ自体には反応している節があるのに何でだろう、とキーボードを眺めていたら違和感があって、原因はNumLockの解除と判明。ランプが消えているのに気付いたら元に戻すのは簡単だった。やれやれ。

ようやっとBZがこよなく愛する店へたどりついたようで、ラザニアの画像が送られてきた。『グルメのためのシネガイド』で、古いイタリア映画に字幕を付けるとき、ラザニアとするべきところを当時知名度が薄いからと敢えてスパゲッティにした、というエピソードを思い出す。

珈琲屋のフェアは3日間開催なので、ブルーマウンテンを100g購入。半額近くでも安くない。そして、いつもの3倍くらい行列してた。

「文脈も時代も違うんですが、ギリシャ神話で万能俺様王子のアポロンが森でライオンを素手で殴り倒す女の子(キュレネ)を見て、「あんな勇敢な娘はこれまで見たことがない!」と恋に狂うシーンがあり、私は「紀元前の『おもしれー女』構造だ!」と咀嚼しています
(『ピンダロス祝勝歌』前5世紀より)」

2021-10-01

BSプレミアムジョン・フォード監督の『駅馬車』。見始めたのは騎兵隊のラッパが鳴り終わってからで、ジョン・キャラダイン演じるところの賭博師ハットフィールドがいまわの際に何か言い残そうとする辺りから。菊地秀行が、『魔人学園』のあとがきだったかな、ハットフィールドの現れる場面になると決まってあの音楽が云々と書いていた気がして、それを聞きそびれたのが残念。酒場でトム・タイラー演じるところのルーク・プラマーがポーカーを中断したときの手札、Aと8の黒のツー・ペアは字幕に「不吉な手」と出る。田中芳樹の『七都市物語』だと、やはりポーカーする場面にこの「不吉な手」(作中では「死者の手」)が登場して、その由来まで紹介されていた。プラマーが酒場に戻ってきて倒れる演技、ああいうのはBZが得意そうだ。

年に一度、珈琲屋でブルーマウンテンの特売だけど台風で見送り。

「タバコを完全にやめたとき「これでタバコへの執着が消えた」と思いました。しかし、タバコへの嫌悪感という新しい執着を手に入れただけでした。酒やギャンブル、情報にしても、執着しないことに執着してしまう心の癖がついています。これは本当に厄介です。」