嘘の息子覚書控え

本家の控え

2021-12-08

某所より、ハーレクイン・ロマンスに寄せて。
「何しろどれもこれもが皆同じ筋書き──即ち、若いOLのヒロインが、何らかの事情で超絶リッチなイケメン・ヒーローと1つ屋根の下で暮らすことになり、最初は喧嘩ばかりしていたものの、いつしか互いに惹かれ合うようになって、結局ヒーローの方からプロポーズ! ヒロインは見事玉の輿に乗りました、というような荒唐無稽な筋書き──ばかりだったのだから。こんなアホらしい恋物語を、本当に、大人の女性が、夢中になって読んでいるのだろうか?

だがこのロマンス叢書、1949年の創刊以来、累計67億部が売れている。驚くべきことに、この種のシンデレラ・ストーリーに読み飽きることがない女性読者が世界中に大勢いて、彼女たちは、どれを読んでも皆同じと知りながら、この叢書を買い続けているのだ。」
ジャンルの確定は正義、武器は1つあれば良い、と。問題は代替わり、かな。

低気圧が去って体調回復。

「絶版、廃盤は手に入れられないつらみより「なんとしてでも読んで/聴いてやる」と、あの手この手を駆使して消費した結果「ほしがってる時がいちばん楽しかったな……」という思い出が多い。」