嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-09-06

「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」、毎回、何かしら探偵小説からの要素が盛り込まれる構成となっているらしい。密室事件の容疑者、逃げ切れないにしても、もっと頑張ってしらを切ろうとしないのか。犯行を否定してたのに、一転、動機について細かく語ってしまうのは、つまり本当に自尊心が弱点だったのか。

BZたちと集まったこともある町中華、貼り紙で一週間ほど休んでいて、夏休みは別にあったし何だろうと思ったら、家族で新型コロナウイルスに感染していたとのこと。嗅覚に異常が生じたそうで、たとえ臭くてもそれが分かるようになって嬉しい、みたいな話をしていた。

BZがこよなく愛したパスタ屋、営業再開から再閉店があって、半年以上も閉めたまま。今度はその店で集まろうか、と話していた矢先に新型コロナウイルスが流行したものだから、タイミングが悪かった。

「むかし予備校の講師が
「茶色だろうがねずみ色だろうがこの世界で汚い色は存在しない、もし作品で汚い色だと感じたならそれは近接している色との響きが悪く構成が間違っている。色は単色だと全て美しい」
と言う話をしてて、それはもうずっと覚えてしまっている」