嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-06-27

たまたまテレビでTOKYO MXを見てたら、『日本の昔ばなし』という番組の冒頭で、脚本以外の全部が湖川友謙というテロップが出ていたものだから、数分間視聴。娘を嫁がせたくない刀鍛冶が、言い寄ってくる男たちに無理難題を押し付けていたものの、実は正体が鬼という男が無理難題を片付けてしまいそうになるものだから、機転を利かせて娘を守る……という筋書き。何だろう、男たちの描写はまずまず一般的だというのに、娘が出てくると途端に特徴的な煽り絵になるものだから、否が応でも湖川友謙だ……と意識させられた。

ふの付く某所で紹介されていたテイクアウト専門店のピザを購入。冷めても美味しいと言う触れ込みで、確かに、冷めたピザなんて食べられたものじゃないというイメージは覆された。もちろん、熱いうちに食べたほうが美味しいけれど。冷めたピザがキーアイテムだった津原泰水の『ルピナス探偵団の当惑』を読み返してみようかな、「冷えたピザはいかが」か。

「作家は読者を選べないわけで、努力が見えない人でも、三時間で読んで楽しんでもらえるものが作れれば、それで御の字。努力が見える人が、感心してくれたら、それはご褒美みたいなもの。」