嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-08-26

午後になって体温が下がってきたようで、頭と身体も少しは動かせるように。相変わらず連続の睡眠は取れないものの、発汗が戻ってきた。喉の痛みは無く、味覚と嗅覚もそれなりに。食欲は薄いが食べようと思えば少しは食べられる。

某所より。
「作家というのは己の作品の中にしか居場所のない人間のことで、居場所を見つけるために創作をするのだけれど、作品が完結した瞬間、作家はその作品からも追い出されてしまう。で、また居場所を求めて新作に着手する。それをエンドレスに繰り返す。自分の作品以上に、共感できるものなんて存在しないから」
私小説だったか、それとも小説全般だったか、「作家なら2作は書ける」という説を見かけた覚えがあるものの、その根拠が思い出せない。2作までは体験の切り売り&その反動で行ける、くらいの意味だったかも。産みの苦しみはその先に。

「やっぱ何事もちゃんとそれを味わうということが大事だよ。自分に都合のいいように捻じ曲げては台無し。悪いことも卑怯なことも美しいものもそれをそのまま体験する、認識するという。「おっ、人殺しってこんな感じなのか」の方が「いや、これは違うぞ俺のせいじゃない」より百倍いい」