嘘の息子覚書控え

本家の控え

2023-12-18

某所より。
「むかし精神分析系の先生が「徹底した無宗教というか通俗的なふんわりした信仰文化からも切り離されている人間は剥き出しで無秩序・無慈悲な世界に放り込まれている状態なので、びっくりするような壊れ方をする」と言ってたのを思い出した」
栗本薫の『鬼面の研究』で、隠れ里のような土地を取材するTVクルーに対して伊集院大介が言い放った内容が、いくらか近かった気がする。横溝正史の世界と都会人との衝突めいていた。

某所より。
「「本を愉しむには色々あって、必ずしも読むばかりが能ではない。珍しい本を買った時は嬉しいものだが、但し安く買うのでなければ愉しみとは言えまい。本がだんだんにたまるのも愉快だし、読まない本をいたずらに積んでおくのでも、当人にとってはちっとも恥ではない。」(福永武彦『枕頭の書』P51)」
本屋に行って平積みになってる知らない本をただ気になったというだけで買うような勢いを取り戻したいなあ。

名古屋へ旅立った。

「>言葉で表現できないから画家は絵画という手段を選択してるのだろうし見る側がそれを言葉にできないっていうのはある意味当然
高橋源一郎の小説思い出すなあ」